2019年08月06日

「ランチタイム・スタディ2019統計数値」の107日目は、「平成30年労働組合基礎調査結果の概要」から「労働組合の現状」の推定予想問題です。

「ランチタイム・スタディ 2019統計数値」の主旨については、2月21日の佐藤塾ブログの『ランチタイム・スタディ 2019統計数値」開始のお知らせ(ブログの記事のご案内)』をご覧ください。


<推定予想問題(労働組合の現状)>

(1)労働組合及び労働組合員の状況

平成30年6月30日現在における単一労働組合の労働組合数は24,328組合、労働組合員数は1,007万人で、前年に比べて A となっている。推定組織率(雇用者数に占める労働組合員数の割合)は、 B している。

女性の労働組合員数は335万7千人で、前年に比べ9万人(2.7%)の増、推定組織率(女性雇用者数に占める女性の労働組合員数の割合)は C している。


(2)パートタイム労働者の状況

労働組合員数(単位労働組合)のうちパートタイム労働者についてみると、129万6千人となっており、前年に比べて8万9千人(7.3%)の増、全労働組合員数に占める割合は D となっている。

また、推定組織率(短時間雇用者数に占めるパートタイム労働者の労働組合員数の割合)は E となっている。





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step1 次の選択肢の中から選んでください。


Aの選択肢
① 労働組合数は131組合(0.6%)の増、労働組合員数は8万8千人(0.4%)の増
② 労働組合数は131組合(0.6%)の増、労働組合員数は8万8千人(0.4%)の減
③ 労働組合数は131組合(0.6%)の減、労働組合員数は8万8千人(0.4%)の増
④ 労働組合数は131組合(0.6%)の減、労働組合員数は8万8千人(0.4%)の減

B~Eの選択肢
⑤ 8.1%で前年より0.2ポイント上昇
⑥ 8.1%で前年より0.2ポイント低下
⑦ 12.6%で前年より0.1ポイント上昇
⑧ 12.6%で前年より0.1ポイント低下
⑨ 13.0%で前年より0.8ポイント上昇
⑩ 13.0%で前年より0.8ポイント低下
⑪ 17.0%で前年より0.1ポイント上昇
⑫ 17.0%で前年より0.1ポイント低下


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step2 正解は・・・


A ③ 労働組合数は131組合(0.6%)の減、労働組合員数は8万8千人(0.4%)の増

B ⑫ 17.0%で前年より0.1ポイント低下

C ⑦ 12.6%で前年より0.1ポイント上昇

D ⑨ 13.0%で前年より0.8ポイント上昇

E ⑤ 8.1%で前年より0.2ポイント上昇



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step3 コメント

・、「平成30年労働組合基礎調査結果の概要」から「労働組合の現状」の選択式です。それぞれの推定組織率の割合と増減は押さえておきたいポイントです。
・Aについては、労働組合数は減ってきていますが、労働組合員数は労働力人口の増加に伴い、増えてきています。
・Bの推定組織率は、20%を切り、17.0%で、減少しています。
・ただし、女性とパートタイム労働者の労働組合員数は増えていますので推定組織率は上昇しています。
・CとDで⑦と⑨がどちらに入るのか、迷った方がいると思いますが、ここは、じっくり抜かれている前の文章を見てください。女性の労働組合員数は2.7%増で、パートタイム労働者の労働組合員数は7.3%増ですから、「推定組織率」と「全労働組合員数に占める割合」と聞いている内容は違うものの、対前年増加率が「0.1ポイント上昇」と「0.8ポイント上昇」となっていますので、おそらく逆にはならないことがわかると思います。
・ただし、パートタイム労働者の推定組織率は、分母となる短時間雇用者数も増加していることから、伸び率は低く抑えられています。また、「8.1%」とあるように、パートタイム労働者が労働組合員になる率は、女性労働者よりも低くなっています。



明日もがんばりましょう。



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