2019年07月26日

「ランチタイム・スタディ2019統計数値」の100日目は「平成29年版働く女性の実情」から「働く女性の実情」の過去問です。

「ランチタイム・スタディ 2019統計数値」の主旨については、2月21日の佐藤塾ブログの『ランチタイム・スタディ 2019統計数値」開始のお知らせ(ブログの記事のご案内)
』をご覧ください。



<問題(働く女性の実情)>

〔問〕 働く女性の実情に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。なお、本問は主に「平成29年版働く女性の実情」を参照しており、当該調査による用語及び統計等を利用している。

A 「平成29年版働く女性の実情」によれば、我が国の女性労働力率を年齢階級別にみると、出産・育児期に低下し、育児終了後に高まるという傾向がみられ、M字型カーブを描くといわれる。M字型カーブが示すピークとピークの間の年齢階層で最も労働力率が低くなるのは平成29年では25~29歳階級である。

B 「平成29年版働く女性の実情」によれば、女性の就業意欲の高まり、サービス産業化等を背景に女性の職場進出が進んでおり、女性の労働力率は昭和50年の45.7%から平成30年は52.5%に上昇しており、年齢階級別にみると、出産・育児期に当たる30~34歳層でも、この間、労働力率は上昇している。

C 「平成24年版男女共同参画白書(内閣府)」によると、女性の年齢階級別労働力率は、その形状から、M字カーブと呼ばれているが、有配偶者の労働力率が上昇してきたことが寄与して、M字のカーブが以前に比べ浅くなっている。

D 「平成29年版働く女性の実情」では、平成28年の女性の労働力率を年齢階級別にみると、25~29歳と45~49歳を左右のピークとするM字型カーブを描いているが、M字型の底は昭和54年に25~29歳から30~34歳に移動して以来30~34歳となっていたが、比較可能な昭和43年以降初めて35~39歳となった。その後、平成27年には、再び30~34歳となったものの、平成28年、平成29年は35~39歳となった。

E 「平成29年版働く女性の実情」によれば、配偶関係別に平成28年の女性の労働力率をみると、未婚者では63.9%、有配偶者では53.6%となっており、未婚者の労働力率を年齢階級別にみると、25~29歳が最も高くなっている(91.4%)、としている。


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step1 正解は・・・


A


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step2 解説

A ☓ (平成29年版働く女性の実情) 平成29年の女性の労働力率を年齢階級別にみると、M字型カーブで、最も労働力率が低くなるのは、「30~34歳階級」である。(H12-3B改)

B 〇 (平成10年度版労働白書、平成29年版働く女性の実情) 本肢のとおりである。(H11-5B改)

C  〇  (平成24年版男女共同参画白書) 本肢のとおりである。(H25-3B)

D 〇  (平成29年版働く女性の実情) 本肢のとおりである。(H21-4B改)

E 〇 (平成29年版働く女性の実情) 本肢のとおりである。(H21-4C改)


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step3 コメント

・平成29年版働く女性の実情からの出題です。今回は、Aがすぐに誤りだと気づくため、容易に正解できると思います。



来週もがんばりましょう。




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