2019年07月01日

「ランチタイム・スタディ2019統計数値」の82日目は、「平成29年「労働安全衛生調査」(実態調査)の概況」から「労働者の健康状況」の推定予想問題1です。

「ランチタイム・スタディ 2019統計数値」の主旨については、2月21日の佐藤塾ブログの『ランチタイム・スタディ 2019統計数値」開始のお知らせ(ブログの記事のご案内)
』をご覧ください。



<問題(労働者の健康状況)>

〔問〕 労働者の健康状況に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。なお、本問は「平成29年「労働安全衛生調査」(実態調査)の概況」を参照しており、当該調査による用語及び統計等を利用している。

A リスクアセスメントを実施している事業所の割合は45.9%となっている。実施内容(複数回答)をみると、「作業に用いる機械の危険性に関する事項」が最も多く、次いで「交通事故に関する事項」となっている。

B メンタルヘルスケアに取り組んでいる事業所の割合は58.4%となっている。取組内容(複数回答)をみると、「労働者のストレスの状況などについて調査票を用いて調査(ストレスチェック)」が最も多い。

C 過去1年間(平成28年11月1日から平成29年10月31日までの期間)にメンタルヘルス不調により連続1か月以上休業した労働者(受け入れている派遣労働者を除く。)の割合は0.4%となっている。

D 平成29年7月1日が含まれる1か月間に45時間を超える時間外・休日労働をした労働者(受け入れている派遣労働者を除く。)がいる事業所の割合は、「45時間超80時間以下」が26.7%、「80時間超100時間以下」が5.9%、「100時間超」が2.1%となっている。

E 医師による面接指導の申し出のあった労働者がいた事業所のうち、医師による面接指導を実施した事業所の割合をみると、「45時間超80時間以下の時間外・休日労働をした労働者がいる事業所」が43.2%、「80時間超100時間以下の時間外・休日労働をした労働者がいる事業所」が39.1%、「100時間超の時間外・休日労働をした労働者がいる事業所」が28.4%となっている。





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step1 正解は・・・


E


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step2 解説

A 〇 (平成29年「労働安全衛生調査」(実態調査)の概況) 本肢のとおりである。

B 〇 (平成29年「労働安全衛生調査」(実態調査)の概況) 本肢のとおりである。

C 〇 (平成29年「労働安全衛生調査」(実態調査)の概況) 本肢のとおりである。

D 〇 (平成29年「労働安全衛生調査」(実態調査)の概況) 本肢のとおりである。

E ☓ (平成29年「労働安全衛生調査」(実態調査)の概況) 医師による面接指導の申し出のあった労働者がいた事業所のうち、医師による面接指導を実施した事業所の割合をみると、「45時間超80時間以下の時間外・休日労働をした労働者がいる事業所」が43.2%、「80時間超100時間以下の時間外・休日労働をした労働者がいる事業所」が「69.1%」、「100時間超の時間外・休日労働をした労働者がいる事業所」が「68.4%」となっている。



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step3 コメント

・「平成29年「労働安全衛生調査」(実態調査)の概況」から「労働者の健康状況」の出題です。Eについては、医師による面接指導の申し出のあった労働者の労働時間が多くなれば、医師による面接指導を実施した事業所の割合は「45時間超80時間以下」よりも高くなるはずですので、そこに気が付けば正解できるはずです。



明日もがんばりましょう。




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