2019年05月21日

「ランチタイム・スタディ2019統計数値」の54日目は、「平成25年若年者雇用実態調査の概況[事業所調査]」から「若年者の雇用の動向」の調査記載内容(前半)です。
(平成25年と少々古い内容ではありますが、「平成30年若年者雇用実態調査の概況」は、現在、集計している状況にあり、8月頃に出される予定ですから、これが一番新しい記載内容となります。)

「ランチタイム・スタディ 2019統計数値」の主旨については、2月21日の佐藤塾ブログの『ランチタイム・スタディ 2019統計数値」開始のお知らせ(ブログの記事のご案内)
』をご覧ください。



若年者の雇用の動向1

【平成25年若年者雇用実態調査の概況[事業所調査]】

(1)若年労働者のいる事業所の割合

平成25年10月1日現在で、若年労働者が就業している事業所の割合80.7%となっておいる。
「若年正社員がいる」事業所割合を産業別にみると、「金融業,保険業」が最も高く、「正社員以外の若年労働者がいる」事業所の割合は「宿泊業,飲食サービス業」が最も高い。



(2)若年労働者の育成方法

若年労働者の育成方法についてみると、若年正社員の育成を行っている事業所の割合76.9%正社員以外の若年労働者の育成を行っている事業所の割合70.1%となっている。

若年正社員の育成方法(複数回答)について採用区分別にみると、「新規学卒で採用された者」では「OJT」、「OFF-JT」、「自己啓発への支援」の順となっており、「中途で採用された者」では「OJT」、「自己啓発への支援」、「OFF-JT」の順となっている。


(3)若年労働者を正社員へ転換させた実績

過去3年間(平成22年10月~平成25年9月)に正社員以外の若年労働者がいた事業所のうち、正社員以外の若年労働者を「正社員へ転換させたことがある」事業所割合46.6%となっている。事業所規模別にみると、事業所規模が大きくなるほど「正社員へ転換させたことがある」事業所割合は高くなっている


(4)若年労働者の定着のための対策

若年正社員の「定着のための対策を行っている」事業所は70.5%正社員以外の若年労働者の「定着のための対策を行っている」事業所は54.2%となっている。

若年労働者の定着のために実施している対策(複数回答)をみると、「職場での意思疎通の向上」が正社員、正社員以外の労働者ともに最も高い。




明日もがんばりましょう。




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