2019年04月10日
「ランチタイム・スタディ 2019統計数値」の31日目は、「平成30年就労条件総合調査結果の概況」から「勤務間インターバル制度」の推定予想問題です。
「ランチタイム・スタディ 2019統計数値」の主旨については、2月21日の佐藤塾ブログの『「ランチタイム・スタディ 2019統計数値」開始のお知らせ(ブログの記事のご案内)』をご覧ください。
<推定予想問題(勤務間インターバル制度)>
〔問〕 勤務間インターバル制度に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
A 「勤務間インターバル制度」とは、労働者の健康確保などを目的として、実際の終業時刻から始業時刻までの間隔を一定時間以上空ける制度をいうが、実際の終業時刻から始業時刻までの具体的な時間数を定めていない場合は、これに該当しない。
B 1年間を通じて実際の終業時刻から始業時刻までの間隔が11 時間以上空いている労働者がどの程度いるかを企業に聞いたところ、「全員」又は「ほとんど全員」と回答した企業割合は7割を超えている。
C 1年間を通じて実際の終業時刻から始業時刻までの間隔が11 時間以上空いている労働者がどの程度いるかを企業に聞いたところ、「ほとんどいない」又は「全くいない」と回答した企業割合は1割を下回っている。
D 勤務間インターバル制度の導入状況別の企業割合をみると、「導入の予定はなく、検討もしていない」が約9割である。
E 勤務間インターバル制度の導入予定はなく、検討もしていない企業について、導入予定はなく、検討もしていない理由(複数回答)別の企業割合をみると、「当該制度を知らなかったため」が最も多い。
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step1 正解は・・・
E
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step2 解説
A 〇 (平成30年就労条件総合調査結果の概況) 本肢のとおりである。
B 〇 (平成30年就労条件総合調査結果の概況) 本肢のとおりである。1年間を通じて実際の終業時刻から始業時刻までの間隔が11 時間以上空いている労働者が「全員」の企業割合は40.5%、「ほとんど全員」の企業割合は33.5%となっていて、7割を超えている。
C 〇 (平成30年就労条件総合調査結果の概況) 本肢のとおりである。1年間を通じて実際の終業時刻から始業時刻までの間隔が11 時間以上空いている労働者がどの程度いるかを企業に聞いたところ、「ほとんどいない」の企業割合は2.1%、「全くいない」の企業割合は6.8%となっていて、1割を下回っている。
D 〇 (平成30年就労条件総合調査結果の概況) 本肢のとおりである。勤務間インターバル制度の導入状況別の企業割合をみると、「導入している」が1.8%、「導入を予定又は検討している」が9.1%、「導入の予定はなく、検討もしていない」が89.1%となっている。
E ☓ (平成30年就労条件総合調査結果の概況) 勤務間インターバル制度の導入予定はなく、検討もしていない企業について、導入予定はなく、検討もしていない理由(複数回答)別の企業割合をみると、「超過勤務の機会が少なく、当該制度を導入する必要性を感じないため」が45.9%(平成29年調査38.0%)と最も多く、次いで、「当該制度を知らなかったため」が29.9%(同40.2%)となっている。昨年までの状況であれば正しい記述となる。
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step3 コメント
・「平成30年就労条件総合調査結果の概況」から「勤務間インターバル制度」の択一式問題です。長時間労働を無くすために政府が力を入れていることであり、以前は調査項目に無かった内容ですから、確実に押さえておきたい箇所となります。
明日もがんばりましょう。