2019年03月30日
「平成30年版労働経済白書」読み解き11を始めます。
「平成30年版労働経済白書」読み解きの主旨については、1月20日の佐藤塾ブログの『『「平成30年版労働経済白書」読み解き』 開始のお知らせ』をご覧ください。
「平成30年版労働経済白書」読み解きの主旨については、1月20日の佐藤塾ブログの『『「平成30年版労働経済白書」読み解き』 開始のお知らせ』をご覧ください。
11.転職に関する満足度や状況
●転職者の現在の職場における職業生活全体の満足度
雇用形態別に、就業者全体と転職者における職業生活全体の満足度をみると、「満足している」と回答した者の割合は、正社員と非正社員のいずれの雇用形態においても、就業者全体よりも転職者の方が高い。
性別や年齢別に正社員の職業生活全体の満足度の状況をみると、男女ともに、「15~24歳」「25~34歳」の若年層において「満足している」と回答した者の割合が相対的に高い。
一方で、「不満である」と回答した者の割合は、加齢とともに上昇していく傾向にあり、男女ともに「45~54歳」で不満を感じる者が相対的に多い。
●転職準備活動は「何もしていない」との回答が多い
転職前後の雇用形態別に転職準備活動の状況をみると、いずれの雇用形態においても「何もしていない」の割合が最も高い水準となっており、正社員間の転職者であっても60.1%となっている。
正社員間の転職者では、これに次いで、「産業・職業に関する情報等の収集をした」が20.2%、「資格、知識等を取得するため、学校や通信教育等で勉強した等」が13.6%、「キャリアコンサルティングを受けた」が5.8%となっている。
お疲れ様でした。
転職者の方が満足度が高いことや、若年者の方が満足している傾向にあることなどや、転職準備活動は何もしていない人が多いことなど、我が国の転職の実態がここでは浮き彫りになっています。
次回は、この部分の練習問題です。
syarousisikenn at 20:00│コメント(0)