2019年03月15日

「ランチタイム・スタディ 2019統計数値」の14日目は、「平成29年雇用動向調査」から「入職、離職の動向」の推定予想問題です。


「ランチタイム・スタディ 2019統計数値」の主旨については、2月21日の佐藤塾ブログの『ランチタイム・スタディ 2019統計数値」開始のお知らせ(ブログの記事のご案内)』をご覧ください。



<推定予想問題(入職、離職の動向)>

〔問〕 入職、離職の動向に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

A 平成29年1年間の年齢階級ごとの入職者に占めるパートタイム労働者の女性の年齢階級ごとの割合は、20~24歳以降おおむね年齢が上がるとともに高くなり、35~39歳で5割を超え、55~59歳で7割を超えている。

B 平成29年1年間の年齢階級ごとの入職者に占めるパートタイム労働者の男性の年齢階級ごとの割合は、25~29歳から50~54歳まで1~2割程度と低く、55~59歳、60~64歳で3~4割程度、65歳以上で6割を超えている。

C 平成29年1年間の転職入職者の雇用形態間の異動状況をみると、「雇用期間の定めなしから雇用期間の定めなしへ移動」した割合は49.3%で最も多く、次いで「雇用期間の定めありから雇用期間の定めありへ移動」した割合が23.0%などとなっている。

D 平成29年1年間の転職入職者が前職を辞めた理由をみると、女性は「その他の理由(出向等を含む)」を除くと「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」が最も高く、次いで「職場の人間関係が好ましくなかった」となっている。

E 女性について平成29年1年間の出産・育児を理由とする離職率を年齢階級別にみると、25~29歳で最も高くなっている。就業形態別にみると、25歳以上でパートタイム労働者より一般労働者の方が離職率が高くなっている。



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step1 正解は・・・



E



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step2 解説

A 〇 (平成29年雇用動向調査結果の概況) 本肢のとおりである。

B 〇 (平成29年雇用動向調査結果の概況) 本肢のとおりである。

C 〇 (平成29年雇用動向調査結果の概況) 本肢のとおりである。なお、「雇用期間の定めなしから雇用期間の定めありへ移動」した割合は15.7%、「雇用期間の定めありから雇用期間の定めなしへ移動」した割合は10.0%である。

D 〇 (平成29年雇用動向調査結果の概況) 本肢のとおりである。なお、平成29年1年間の転職入職者が前職を辞めた理由について、男性は「その他の理由(出向等を含む)」を除くと「定年・契約期間の満了」が最も高く、次いで「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」となっており、前年と比べると、上昇幅が最も大きいのは、男女とも「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」である。

E ☓ (平成29年雇用動向調査結果の概況) 女性について平成29年1年間の「結婚」を理由とする離職率を年齢階級別にみると、25~29歳で最も高くなっている。就業形態別にみると、25歳以上でパートタイム労働者より一般労働者の方が離職率が高くなっている。なお、女性について平成29年1年間の出産・育児を理由とする離職率を年齢階級別にみると、30~34歳で最も高くなっている。就業形態別にみると、25~29歳から35~39歳までの各年齢階級で一般労働者よりパートタイム労働者の方が離職率が高くなっている。




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step3 コメント

・「平成29年雇用動向調査」から「入職、離職の動向」の択一式問題でしたが、問題で取り上げた箇所を中心に、ここでは特に男女の比較で押さえておいてください。



来週もがんばりましょう。



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