2019年03月13日

「ランチタイム・スタディ2019統計数値」の12日目は、「平成29年雇用動向調査結果の概況」から「入職・離職の動向」の調査記載内容(後半)です。


「ランチタイム・スタディ 2019統計数値」の主旨については、2月21日の佐藤塾ブログの『ランチタイム・スタディ 2019統計数値」開始のお知らせ(ブログの記事のご案内)』をご覧ください。



入職・離職の動向

【平成29年雇用動向調査結果の概況】


(5)転職入職者が前職を辞めた理由

平成29年1年間の転職入職者が前職を辞めた理由をみると、男性は「その他の理由(出向等を含む)」23.4%を除くと「定年・契約期間の満了」17.8%が最も高く、次いで「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」12.4%となっている。

女性は「その他の理由(出向等を含む)」22.9%を除くと「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」14.7%が最も高く、次いで「職場の人間関係が好ましくなかった」13.0%となっている。

前年と比べると、上昇幅が最も大きいのは、男女とも「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」で男性は2.9ポイント、女性は2.4ポイント上昇した。

<ポイント>
・「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」が上昇幅が最も大きくなってきていることに留意しておきましょう。昨年と動き(違い)が見られる部分です。


(6)転職入職者の賃金変動状況

平成29年1年間の転職入職者の賃金変動状況をみると、前職の賃金に比べ「増加」した割合は36.2%、「減少」した割合は33.0%、「変わらない」の割合は29.2%となっている。

<ポイント>
・増加した人がやや多いという程度の認識でよいと思われます。


(7)結婚、出産・育児を理由とする離職率(女性)

女性について平成29年1年間の結婚を理由とする離職率を年齢階級別にみると、25~29歳で最も高くなっている。
就業形態別にみると、25歳以上でパートタイム労働者より一般労働者の方が離職率が高くなっている。

出産・育児を理由とする離職率を年齢階級別にみると、30~34歳で最も高くなっている。
就業形態別にみると、25~29歳から35~39歳までの各年齢階級で一般労働者よりパートタイム労働者の方が離職率が高くなっている。

<ポイント>
・結婚を理由とする離職率は、パートタイム労働者より一般労働者の方が離職率が高いのに対し、出産・育児を理由とする離職率は、一般労働者よりパートタイム労働者の方が離職率が高くなっていることに気を留めておいてください。正社員では結婚で仕事を辞める人が多いのに対し、パートタイム労働者は結婚では仕事を辞めずに出産や育児で仕事を辞めている状況が読み取れます。


(8)介護・看護の理由による離職率

平成29年1年間の介護・看護の理由による離職率を性、就業形態、年齢階級別にみると、男性ではパートタイム労働者の60~64歳女性ではパートタイム労働者の55~59歳は他の年齢階級に比べ高くなっている。

<ポイント>
・介護や看護の理由で離職する人は、男女ともに「パートタイム労働者」の高年齢者層が高くなっています。年齢に関しては、自分の親が要介護状態となってしまうことを考えれば、こういった年齢層が高くなることにうなずけます。



明日もがんばりましょう。



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