2019年02月02日

「平成30年版労働経済白書」読み解き2を始めます。

「平成30年版労働経済白書」読み解きの主旨については、1月20日の佐藤塾ブログの『
『「平成30年版労働経済白書」読み解き』 開始のお知らせ』をご覧ください。

2.就業者・雇用者の動向

●就業者数、雇用者数は増加傾向にある一方で、自営業者・家族従業者数は減少傾向にある
就業者数、雇用者数、自営業主・家族従業者数の推移をみると、就業者数、雇用者数ともに2012年以降から増加傾向にあるが、自営業主・家族従業者数は趨勢的に減少傾向にあり、2017年は679万人となり、700万人を下回った。企業の経営者の平均年齢が2009年の59.6歳から2017年には61.5歳に上昇し、経営者の高齢化が進む中、休廃業・解散の増加についても、経営者の高齢化が大きな要因となっているものと考えられる。

●男女ともに正規雇用労働者が大きく増加している
雇用形態別に雇用者数の推移をみると、リーマンショックの影響によって2009年に一時的に減少したものの、非正規雇用労働者の数は趨勢的に増加傾向にあり、2015年以降からは正規雇用労働者の数も増加傾向にある。

●非正規の働き方は、男女ともに65歳以上において増加している
男女別、年齢階級別及び雇用形態別に雇用者数の動向をみると、非正規雇用労働者については、2013年以降、男女ともに「65歳以上」で大きく増加しているが、これは、定年退職後も継続雇用等により、自分の都合のよい時間で、また、家計補助の目的などで非正規によって働き続ける高齢者が増加していることが一因となっていると考えられる。また、女性では「45~54歳」や「55~64歳」においても、増加傾向にあることが分かる。

●15~54歳において、正規転換は引き続き増加している
15~54歳の層における過去3年間に離職した者のうち「非正規から正規へ転換した者」の人数から「正規から非正規へ転換した者」の人数を差し引いた人数(以下「正規転換を行った者の人数」という。)をみると、年平均では2013年以降5年連続でプラスとなっている。
厚生労働省「平成27年転職者実態調査」により、非正社員から正社員に転換した者が、現在の勤め先を選んだ理由をみると、「自分の技能・能力が活かせる」「仕事の内容・職種に満足」が多くなっており、さらに「労働条件(賃金以外)がよい」といった理由を挙げる者も多くなっている。

●製造業、非製造業ともに人手不足感が高まっており、バブル期に次ぐ水準となっている
短観の雇用人員判断D.I.の推移を全産業でみると、2013年に過剰から不足に転じた後、人手不足感は趨勢的に高まっており、直近の2018年3月調査の雇用人員判断D.I.は、全産業・製造業・非製造業のいずれもバブル期に次ぐ人手不足感となっており、1992年3月調査以来26年ぶりの水準となっている。


お疲れ様でした。
明日は、この部分の練習問題です。



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