2019年01月29日

「ランチタイム・スタディ」の第79問です。

「ランチタイム・スタディ」の主旨については、9月28日の佐藤塾ブログの『「ランチタイム・スタディ2018本試験」開始のお知らせ(ブログの記事のご案内)をご覧ください。

さて、79問目は、択一式の国民年金法です。

正答率43%の問題です。


<問題( 択一式 国年 問9 )>

〔問〕 老齢基礎年金等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

A 63歳のときに障害状態が厚生年金保険法に規定する障害等級3級に該当する程度に軽減し、障害基礎年金の支給が停止された者が、3級に該当する程度の状態のまま5年経過後に、再び障害状態が悪化し、障害の程度が障害等級2級に該当したとしても、支給停止が解除されることはない。

B 45歳から64歳まで第1号厚生年金被保険者としての被保険者期間を19年有し、このほかには被保険者期間を有しない老齢厚生年金の受給権者である68歳の夫(昭和25年4月2日生まれ)と、当該夫に生計を維持されている妻(昭和28年4月2日生まれ)がいる。当該妻が65歳に達し、老齢基礎年金の受給権を取得した場合、それまで当該夫の老齢厚生年金に加給年金額が加算されていれば、当該妻の老齢基礎年金に振替加算が加算される。

C 60歳から64歳まで任意加入被保険者として保険料を納付していた期間は、老齢基礎年金の年金額を算定する際に保険料納付済期間として反映されるが、60歳から64歳まで第1号厚生年金被保険者であった期間は、老齢基礎年金の年金額を算定する際に保険料納付済期間として反映されない。

D 繰上げ支給の老齢基礎年金の受給権者に遺族厚生年金の受給権が発生した場合、65歳に達するまでは、繰上げ支給の老齢基礎年金と遺族厚生年金について併給することができないが、65歳以降は併給することができる。

E 平成30年度の老齢基礎年金の額は、年金額改定に用いる名目手取り賃金変動率がマイナスで物価変動率がプラスとなったことから、スライドなしとなり、マクロ経済スライドによる調整も行われず、平成29年度と同額である。



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step1 正解は・・・



A
  


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step2 解説


A ☓ (法36条2項) 障害基礎年金は、受給権者が障害等級に該当する程度の障害の状態に該当しなくなったときは、その障害の状態に該当しない間、その支給が停止されるが、再び障害状態が悪化し、障害の程度が障害等級2級に該当したときは、支給停止が解除される。

B 〇 (昭60法附則14条1項) 本肢のとおりである。昭和25年4月2日生まれの男性は、40歳以後の第1号厚生年金被保険者期間が19年以上であれば、中高齢者の期間短縮特例により、加給年金額が加算される要件を満たすことになる。また、大正15年4月2日から昭和41年4月1日までの間に生まれた妻は振替加算が加算される要件を満たしているため、本肢の場合には、妻の老齢基礎年金に振替加算が加算される。

C 〇 (法5条2項、昭60法附則8条4項) 本肢のとおりである。任意加入被保険者として保険料を納付していた期間は保険料納付済期間として年金額に反映されるが、第1号厚生年金被保険者であった期間のうち、20歳未満及び60歳以後の期間は合算対象期間となるため、老齢基礎年金の年金額の算定の基礎とならない。

D 〇 (法20条1項) 本肢のとおりである。受給権者が65歳以上の場合には、老齢基礎年金と遺族厚生年金は併給される。

E 〇 (法27条、法27条の2、法27条の4) 本肢のとおりである。平成30年度の年金額は、前年度から据え置きとなった。また、マクロ経済スライドの仕組みによる調整は行われず、未調整分(▲0.3%)は繰り越されることとなった。




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step3 コメント

・択一式の国民年金法の問9は、老齢基礎年金等に関する問題でした。事例問題も含まれ、特にB及びCの難易度が高かったため、解答に要する時間もかかり、正誤判断ができなかった方も多かったようです。



明日もがんばりましょう。



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