2019年01月09日

「ランチタイム・スタディ」の第66問です。

「ランチタイム・スタディ」の主旨については、9月28日の佐藤塾ブログの『「ランチタイム・スタディ2018本試験」開始のお知らせ(ブログの記事のご案内)をご覧ください。


さて、66問目は、選択式の労働一般常識です。

正答率53%の問題です。

※選択式労一A=53%、B=54%(BはAより正答率が高いものの同じカテゴリーですので、Aの正答率に合わせここで掲載しています。)


<問題( 選択式 労一 AB )>

日本社会において、労働環境に大きな影響を与える問題の一つに少子高齢化がある。
厚生労働省の「人口動態統計」をみると、日本の合計特殊出生率は、2005年に A に低下し、第二次世界大戦後最低の水準になった。2015年の合計特殊出生率を都道府県別にみると、最も低いのは B であり、最も高いのは沖縄県になっている。


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step1 次の選択肢の中から答を選んでください。


Aの選択肢
① 1.16  ② 1.26  ③ 1.36  ④ 1.46


Bの選択肢
⑩ 大阪府  ⑯ 東京都  ⑰ 鳥取県  ⑱ 北海道




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step2 正解は・・・



A → ② 1.26 (人口動態統計)

B → ⑯ 東京都 (人口動態統計)



   

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step3 コメント

・選択式の労働一般常識のA及びBは、「人口動態統計」からの出題でした。人口減少は日本にとって克服すべき大きな問題で、これにより様々な労働問題、財政問題が生じています。そのため、社労士試験としても、関連の問題が多く出題されるようになっています。

・Aの「1.26」という数字は、白書対策講座でも例年、取り上げている箇所ですので、正解を導き出したいところです。正確に覚えていないと、ダミーの選択肢が、さほど数字の差がないものとなっていますので、勘では正解できません。

・合計特殊出生率の最低値を記録した2005年の「1.26」と同時に、せっかくですから、1990年の「1.57ショック」も押さえておきましょう。1.57ショックとは、1990年に、前年(1989(平成元)年)の合計特殊出生率が1.57と判明したときのことで、この数値は、「ひのえうま」という特殊要因により意図的に出生率が下がった1966(昭和41)年の1.58を下回りました。66年はいわば「例外」と見なされていたのですが、89年にはそれを下回る合計特殊出生率となった衝撃から「1.57ショック」と呼ばれるようになり、事態を深刻に受け止めざるを得なくなり、国として、少子化社会への対応を重要な政策課題として位置づけて取り組んでいくために、仕事と子育ての両立支援など子どもを生み育てやすい環境づくりに向けての対策の検討を始めました。

・Bの合計特殊出生率(平成29年)は、全国平均が「1.43」ですが、都道府県別にみると、東京都が「1.21」で最も低く、次いで北海道の「1.29」となり、大阪の「1.35」は低い部類に入ります。鳥取は「1.66」、一番高い沖縄は「1.94」です。総じて、都心部が低く、地方が高いと押さえておいていいのですが、北海道だけは異なっています。これは、①他の地域よりも比較的景気がよくないなどの要因で、人口自体の減少が激しいことや経済的に子供を生む状況になれない家庭が比較的多いのではないかと思われること、②『15~49歳女性人口10万人対「産婦人科・産科」取得医療施設従事医者数(2016年末)』をみると、北海道は下から5番目(38.3人)であり、北海道の土地の面積を考えあわせると、近くに産婦人科が無いような状態が考えられます(全国43.6人、①埼玉28.9人、②千葉35.4人、③福島36.0人、④青森37.6人、北海道38.3人)。東京都の「1.21」だけ、Aの解答の合計特殊出生率(2005年・最低値)の1.26よりも低い数値であり、全国平均の「1.43」は、「1.57ショック」よりも低い数値であることを押さえておきましょう。



明日もがんばりましょう。



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