2018年12月19日

「ランチタイム・スタディ」の第56問です。

「ランチタイム・スタディ」の主旨については、9月28日の佐藤塾ブログの『「ランチタイム・スタディ2018本試験」開始のお知らせ(ブログの記事のご案内)をご覧ください。

さて、56問目は、択一式の国民年金法です。

正答率59%の問題です。


<問題( 択一式 国年 問8 )>

〔問〕 遺族基礎年金等に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。なお、本問における子は18歳に達した日以後の最初の3月31日に達していないものとする。

A 第1号被保険者としての保険料納付済期間を15年有し、当該期間以外に保険料納付済期間、保険料免除期間及び合算対象期間を有しない老齢基礎年金を受給中の66歳の者が死亡した。死亡の当時、その者に生計を維持されていた子がいる場合は、当該子に遺族基礎年金が支給される。

B 夫の死亡により妻と子に遺族基礎年金の受給権が発生し、子の遺族基礎年金は支給停止となっている。当該妻が再婚した場合、当該妻の遺族基礎年金の受給権は消滅し、当該子の遺族基礎年金は、当該妻と引き続き生計を同じくしていたとしても、支給停止が解除される。

C 夫が死亡し、その死亡の当時胎児であった子が生まれ、妻に遺族基礎年金の受給権が発生した場合、当該受給権の発生日は当該夫の死亡当時に遡ることとなり、当該遺族基礎年金は当該子が出生するまでの期間、支給停止され、当該子の出生により将来に向かって支給停止が解除される。なお、当該子以外に子はいないものとする。

D 夫の死亡により、夫と前妻との間に生まれた子(以下「夫の子」という。)及び妻(当該夫の子と生計を同じくしていたものとする。)に遺族基礎年金の受給権が発生した。当該夫の子がその実母と同居し、当該妻と生計を同じくしなくなった場合、当該妻の遺族基礎年金の受給権は消滅するが、当該夫の子の遺族基礎年金の受給権は消滅しない。なお、当該夫の子以外に子はいないものとする。

E 第2号被保険者である40歳の妻が死亡したことにより、当該妻の死亡当時、当該妻に生計を維持されていた40歳の夫に遺族基礎年金の受給権が発生し、子に遺族基礎年金と遺族厚生年金の受給権が発生した。この場合、夫の遺族基礎年金は支給停止となり、子の遺族基礎年金と遺族厚生年金が優先的に支給される。




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step1 正解は・・・



D
  


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step2 解説


A ☓ (法37条) 老齢基礎年金の受給権者が死亡した場合であっても、保険料納付済期間、保険料免除期間及び合算対象期間とを合算した期間が25年に満たない場合には、遺族基礎年金は支給されない。

B ☓ (法41条2項) 子に対する遺族基礎年金は、生計を同じくするその子の父若しくは母があるときは、その間、その支給が停止される。したがって、妻(母)と引き続き生計を同じくする場合には、子の遺族基礎年金は支給停止されることになる。

C ☓ (法37条の2第2項) 夫の死亡の当時胎児であった子が生まれたときは、将来に向かって、妻と子に遺族基礎年金の受給権が発生する。当該夫の死亡当時に遡って受給権が発生するわけではない。

D 〇 (法40条2項、法40条3項) 本肢のとおりである。配偶者の有する遺族基礎年金の受給権は、1人しか子がいない場合には、その子と生計を同じくしなくなったときは消滅する。また、子に対する遺族基礎年金は、生計を同じくする母があるときは、その間、支給が停止されるが、受給権が消滅するわけではない。

E ☓ (法41条2項) 子に対する遺族基礎年金は、配偶者(夫)が遺族基礎年金の受給権を有するときは、その間、その支給を停止されるため、本肢の場合、子の遺族基礎年金が支給停止となり、遺族基礎年金は夫に支給される。





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step3 コメント

・択一式の国民年金法の問8は、遺族基礎年金等に関する問題でした。どの肢も、問題文の設定を読み取ることで時間がかかり、また、難易度の比較的高い肢が多く、支給の規定を正しく理解できていたかがポイントとなったと思われます。



明日もがんばりましょう。




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