2018年09月29日

次のようなご質問をいただきました。

[質問]

佐藤塾は白書に強いとのことですが、どのような点で強いといえるのでしょうか。


次のように回答させていただきました。


白書や選択式に関して佐藤塾の特長を挙げるとすれば、次の点が挙げられます。
白書・統計数値に強い
選択式を意識したテキストが評判


今年の本試験選択式の労一はできましたか?


<選択式労一Aに関して>

・厚生労働省の「人口動態統計」をみると、日本の合計特殊出生率は、2005年に A に低下し、第二次世界大戦後最低の水準になった。
   A ➡ 1.26

ここは、白書テキスト19ページに明確に掲載してありましたので、白書・統計数値対策講座を受講した方は、正解できた方が多かったようです。

18 白書_第2分冊19ページ


また、「白書・統計数値解きまくり」を受講されていた方は、問題文に「1.26」と入っていますので、助かったという方もいらっしゃいました。

18白書解きまくり[厚生労働白書・労働経済白書][問題]2ページ



<選択式労一Eに関して>

・総務省の人口統計では、15歳から64歳の層を E というが、この年齢層が65歳以上の人たちを支えるとすると将来的にさらに負担が大きくなると予想されている。
   E ➡ 生産年齢人口

ここも、白書テキスト第1分冊の1ページと2ページに連続して掲載していましたので、記憶に残ってさえいれば、正解できたのではないでしょうか。

18 白書_第1分冊1ページ_PAGE0000

18 白書_第1分冊2ページ_PAGE0001



<選択式労一C及びDに関して>

・出生率を上げるには、女性が働きながら子どもを産み育てられるようになることが重要な条件の一つである。それを実現するための一施策として、 C が施行され、同法に基づいて、2011年4月からは、常時雇用する労働者が D 以上の企業に一般事業主行動計画の策定が義務化されている。
   C ➡ 次世代育成支援対策推進法
   D ➡ 101人


ここは、Cの法令が正確に入れられないと、Dも同時に間違えてしまいます。
Cの法令名は、「一般事業主行動計画の策定が義務化されている」がヒントになりますが、労一テキストの各法令の冒頭には、法律の制度趣旨を掲載していますので、ここを読み込んでいた方は、正解できたと思われます。

18労一 次世代法冒頭1


18労一 次世代法冒頭2


101人以上というところは、どのテキストにも掲載されていると思いますが、当然、佐藤塾のテキストにも掲載しています。


18労一 次世代法101人以上



佐藤塾生は、今年の本試験の選択式は、対策を講じていたため、なんとか3点取れたのではないでしょうか。(そう願いたいです。)
(分析会でお会いした方の中には、選択労一が5点取れたという方もいらっしゃいましたが、そうはいっても、本試験の独特な緊張感を伴いながらの解答ですから、じっくり考えることができれば正解できたものの、気が動転してしまって、思わしくない得点だった方も多かったことと思われます。)

このように、白書・統計数値対策講座では、出題される可能性のある項目は、極力テキストに掲載し(その割にはページ数はそれほど多くはありません。)、講義でその意味合いを的確にお伝えしていますので、選択式・択一式にかかわらず、白書の苦手意識を払しょくすることができます。

白書・統計数値対策講座は、直前期に行われますので、まだ先のことですが、ブログの中でも随時、お伝えしていきますので、試験直前で慌てることなく、白書・統計数値の問題に対処することが可能となるようにしていきたいと思います。

※2年前にブログに掲載した「佐藤塾は白書が得意」はこちら

※佐藤塾の全般的な特長に関しては、
9月11日付けブログ「他の予備校との違いは何ですか?【講座に関するご質問】」をご覧ください。




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