2018年08月10日
「ランチタイム・スタディ白書・統計数値」の34問目は、「平成29年版厚生労働白書」から「介護保険制度等」の問題です。
「ランチタイム・スタディ白書・統計数値」の主旨については、3月5日の佐藤塾ブログの『「ランチタイム・スタディ白書・統計数値」開始のお知らせ(ブログの記事のご案内)』をご覧ください。
<問題( 選択式 )>
1 介護保険においては、介護サービスはその必要性に応じて給付が行われるため、サービスを利用していない者から利用者への A が行われているといえる。また、保険料や自己負担における低所得者向け各種軽減措置が行われていることから、世代内においても A が行われているといえる。さらに、年齢が上がるほど受給者数や受給者割合が増加しており、壮年層から高年齢者への介護サービスという現物給付を通じた B が行われているといえる。
2 高齢化がさらに進展し、「団塊の世代」が75歳以上となる C の日本では、およそ5.5人に1人が75歳以上高齢者となり、認知症の高齢者の割合や、世帯主が高齢者の単独世帯・夫婦のみの世帯の割合が増加していくと推計されている。特に、首都圏を始めとする都市部では急速に高齢化が進むと推計されている。
3 我が国では、高齢者の D が認知症又はその予備群と言われており、認知症は、今や誰もが関わる可能性のある身近な病気となっている。世界各国でも認知症の方は増加しており、その対応は世界共通の課題である。厚生労働省では、内閣総理大臣からの指示を受けて、2015(平成27)年1月に「認知症施策推進総合戦略~認知症高齢者等にやさしい地域づくりに向けて~(新 E プラン)」を関係省庁と共同して策定した。その策定に当たっては、認知症の人やその家族をはじめとした様々な関係者から幅広く意見を聴いたところである。
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step1 次の選択肢の中から答を選んでください。
A及びBの選択肢
① 現物給付 ② 現金給付 ③ 経済支援 ④ 世代間扶養
⑤ 世代間再分配 ⑥ 所得再分配 ⑦ 所得保障 ⑧ 所得移転
Cの選択肢
① 2020年 ② 2025年 ③ 2030年 ④ 2035年
Dの選択肢
① 2人に1人 ② 4人に1人 ③ 6人に1人 ④ 8人に1人
Eの選択肢
① イエロー ② グリーン ③ レッド ④ オレンジ
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step2 正解は・・・
A ⑥ 所得再分配
B ⑤ 世代間再分配
C ② 2025年
D ② 4人に1人
E ④ オレンジ
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step3 コメント
・「平成29年版厚生労働白書」から「介護保険制度等」の問題です。選択式でも択一式でも出題される可能性がありますので、確実に押さえておきましょう。
来週もがんばりましょう。