2018年06月13日

「ランチタイム・スタディ白書・統計数値」の18問目の「休日・休暇等の動向」の練習問題 その2です。

「ランチタイム・スタディ白書・統計数値」の主旨については、3月5日の佐藤塾ブログの『「ランチタイム・スタディ白書・統計数値」開始のお知らせ(ブログの記事のご案内)』をご覧ください。



〔問〕 休日・休暇等の動向に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。なお、本問においては「平成29年就労条件総合調査結果の概況」を参照している。※本問は難易度が高いので、再度、要点整理に目を通してから問題を解くことをお薦めします。

A 主な週休制の形態をみると、完全週休2日制を採用している企業割合は、46.9%となっているが、これを企業規模別にみると、企業規模が大きいほど採用している企業割合は高く、1,000人以上規模企業では8割を超えている。

B 平成28 年の年間休日総数の1企業平均は、労働者1人平均よりも多い。

C 1企業平均年間休日総数を産業別にみると、金融業,保険業が最も多く、宿泊業,飲食サービス業が最も少なくなっている。

D 平成28年1年間に企業が付与した年次有給休暇日数(繰越日数は除く。)は、労働者1人平均16.2日、そのうち労働者が取得した日数は8.0日で、取得率は49.4%となっている。

E 年次有給休暇取得率を企業規模別にみると、企業規模が大きいほど取得率は高く、1,000人以上規模企業、300~999人規模企業では5割を超えている。



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step1 正解は・・・



C



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step2 解説

A ☓ (平成29年就労条件総合調査結果の概況) 1,000人以上規模企業では66.0%と8割を超えてはいない。

B ☓ (平成29年就労条件総合調査結果の概況) 平成28 年の年間休日総数の1企業平均は108.3日、労働者1人平均は113.7日となっている。したがって、平成28 年の年間休日総数の1企業平均は、労働者1人平均よりも「低い」。

C 〇 (平成29年就労条件総合調査結果の概況) 本肢のとおりである。1企業平均年間休日総数を産業別にみると、金融業,保険業が121.2日で最も多く、宿泊業,飲食サービス業が97.7日で最も少なくなっている。

D ☓ (平成29年就労条件総合調査結果の概況) 平成28年1年間に企業が付与した年次有給休暇日数(繰越日数は除く。)は、労働者1人平均「18.2日」、そのうち労働者が取得した日数は「9.0日」で、取得率は49.4%となっている。

E ☓ (平成29年就労条件総合調査結果の概況) 年次有給休暇取得率を企業規模別にみると、1,000人以上が55.3%、300~999人が48.0%、100~299人が46.5%、30~99人が43.8%であり、1,000人以上規模企業は5割を超えているが、300~999人規模企業では5割を超えていない。


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step3 コメント

・平成29年就労条件総合調査から、休日・休暇等の動向に関する問題です。本問は、難易度が高いため、正解できなくても落胆する必要はありません。


■今回、難易度の高い練習問題を作成したのには理由があります。平成28年本試験択一式一般常識問4において、就労条件総合調査から、今までにない傾向の難易度の高い問題が出題されているからです。

<企業規模別の割合を問う問題>
・何らかの週休2日制を採用している企業はどの企業規模でも8割を超えているが、完全週休2日制となると、30~99人規模の企業では3割にとどまっている。(H28-4A)
→ ☓
⇒何らかの週休2日制と完全週休2日制の両方の企業規模別の割合を押さえていないと正解できません。 
 

<男女別の割合を問う問題>
・年次有給休暇の取得率は、男女ともに50パーセントを下回っている。(H28-4D)
→ ☓
⇒この部分は、就労条件総合調査では、文章での掲載はありません。表から読み取らないとならないことになります。(要点整理をご覧いただくと、男女別の取得率は文章として掲載されていないことがわかると思います。)
  

<企業割合ではなく、労働者割合を問う問題>
・みなし労働時間制の適用を受ける労働者割合は、10パーセントに達していない。(H28-4B)
→ 〇 
⇒以前は企業割合を問うのが本筋でしたが、労働者割合を問うてきました。(おそらく初めてだと思います。)この問題のいじわるなところは、みなし労働時間制を採用している企業割合は10パーセントに達していて(平成29年調査では14.0%)、労働者割合は10パーセントに達していない(平成29年調査では8.5%)ところにあります。企業割合と労働者割合の両方を押さえていないと問題は解けませんし、わずか5.5%の差でしかないのに、その間の10パーセントという指標を挟んで上か下かという問題自体、問う意味がよくわかりません。

就労条件総合調査は、出題される可能性が高い調査ですし、他の調査よりも少し詳しめに見ておく必要があるように思われます。





明日もがんばりましょう。




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