2018年05月09日

「ランチタイム・スタディ白書・統計数値」の第12問のその2です。


「ランチタイム・スタディ白書・統計数値」の主旨については、3月5日の佐藤塾ブログの『「ランチタイム・スタディ白書・統計数値」開始のお知らせ(ブログの記事のご案内)』をご覧ください。

さて、12問目その2も、引き続き、「高齢者の雇用の動向」からの出題です。



<問題(高齢者の雇用の動向)>

〔問〕 高齢者の雇用の動向に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

A 「平成28年版厚生労働白書」によると、65歳以上の非正規の職員・従業員の雇用者について、現在の雇用形態についた主な理由(「その他」を除く。)をみると、「自分の都合のよい時間に働きたいから」が最も多く、次いで「家計の補助・学費等を得たいから」、「専門的な技能等をいかせるから」が続いている。

B 「平成29年版高齢社会白書」によると、高齢者世帯(65歳以上の者のみで構成するか、又はこれに18 歳未満の未婚の者が加わった世帯)の平均所得(平成26(2014)年の一年間の所得)は、全世帯から高齢者世帯と母子世帯を除いたその他の世帯の5割弱となっている。

C 「平成29年版高齢社会白書」によると、65歳以上の者の役員を除いた雇用者の雇用形態をみると、他の年齢層に比べて非正規の職員・従業員の割合がきわめて大きくなっており、2016年には全体の約4分の3を占めている。

D 「平成29年版高齢社会白書」によると、60歳以上の高齢者の自主的社会活動への参加状況をみると、何らかの自主的な活動に参加している高齢者の割合は、減少傾向を示している。

E 「平成24年版高齢社会白書(内閣府)」によると、政府は、高齢者の意欲や能力を最大限活かすためにも、「支えが必要な人」という高齢者像の固定観念を変え、意欲と能力のある65歳以上の者には支える側にまわってもらう意識改革が必要であるとしている。


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step1 正解は・・・


D


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step2 解説

A 〇 (平成28年版厚生労働白書) 本肢のとおりである。65歳以上の非正規の職員・従業員の雇用者について、現在の雇用形態についた主な理由別にみると、「自分の都合のよい時間に働きたいから」が31.7%と最も高く、次いで「家計の補助・学費等を得たいから」が20.1%、「専門的な技能等をいかせるから」が14.9%などとなっている。(H29-5C)

B 〇 (平成29年版高齢社会白書) 高齢者世帯(65歳以上の者のみで構成するか、又はこれに18 歳未満の未婚の者が加わった世帯)の平均所得(平成26(2014)年の一年間の所得)は297.3万円で、全世帯から高齢者世帯と母子世帯を除いたその他の世帯(644.7万円)の5割弱となっている。(H29-5A改)

C 〇 (平成29年版高齢社会白書) 本肢のとおりである。会社などの役員を除く65歳以上の雇用者について雇用形態をみると、非正規の職員・従業員は多く、かつ、増加傾向である。平成28(2016)年では正規の職員・従業員が99 万人に対して、非正規の職員・従業員が301万人であり、役員を除く雇用者に占める非正規の職員・従業員の割合は75.3%となっている(H29-5E改)

D ☓ (平成29年版高齢社会白書) 60歳以上の高齢者の自主的社会活動への参加状況をみると、何らかの自主的な活動に参加している高齢者の割合は、「増加」傾向を示している。自主的なグループ活動への参加状況についてみると、60歳以上の高齢者のうち61.0%(平成25(2013)年)が何らかのグループ活動に参加したことがあり、10年前(15(2003)年)と比べると6.2 ポイント、20 年前(5(1993)年)に比べると18.7ポイント増加している。なお、具体的な活動についてみると、「健康・スポーツ」(33.7%)、「趣味」(21.4%)、「地域行事」(19.0%)の順となっており、特に「健康・スポーツ」は10年前に比べ8.4ポイント、20年前に比べ14.8 ポイント増加している。(H29-5B改)

E 〇  (平成24年版高齢社会白書) 本肢のとおりである。「高齢者」は、支えが必要であるとする考え方や社会の在り様は、意欲と能力のある現役の65歳以上の者の実態から乖離しており、高齢者の意欲と能力を活用する上で阻害要因ともなっているとしている。(H25-4C)


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step3 コメント

・高齢者の雇用の動向からの出題です。平成28年版高齢社会白書(内閣府)からの出題であり、やや難しいかもしれませんが、すべて過去に出題されています。①高齢者が現在の雇用形態についた主な理由は、「自分の都合のよい時間に働きたいから」、②高齢者世帯の平均所得は、一般世帯の5割弱、③雇用者の非正規の職員・従業員の割合は全体の約4分の3、④何らかの自主的な活動に参加している高齢者の割合は、増加傾向、とおおまかなところは押さえておきましょう。



明日もがんばりましょう。




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