2018年05月08日

「ランチタイム・スタディ白書・統計数値」の第12問です。


「ランチタイム・スタディ白書・統計数値」の主旨については、3月5日の佐藤塾ブログの『「ランチタイム・スタディ白書・統計数値」開始のお知らせ(ブログの記事のご案内)』をご覧ください。

さて、12問目は、「高齢者の雇用の動向」からの出題です。



<問題(高齢者の雇用の動向)>

〔問〕 高齢者の雇用の動向に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

A 「平成21年版高齢社会白書(内閣府)」によれば、日本の高齢化のスピードは、世界に例を見ないスピードで進行しており、高齢化率(総人口に占める65歳以上の者の割合)が7%を超えてからその倍の14%に達するまでの所要年数によって比較すると、フランスが115年、ドイツが40年、イギリスが47年であるのに対し、日本はわずか24年しかかからなかった。

B 「平成28年版高齢社会白書(内閣府)」によると、日常生活に制限のない期間(健康寿命)は、2001年から2013年にかけて男女とも延びたが、その延びは同期間における平均寿命の延びよりも小さくなっており、2013年における平均寿命と健康寿命の差は男女とも2001年と比べて広がった。

C 「平成28年版高齢社会白書(内閣府)」によれば、60歳以上の高齢者の経済的な暮らし向きについてみると、「心配ない」(「家計にゆとりがあり、まったく心配なく暮らしている」と「家計にあまりゆとりはないが、それほど心配なく暮らしている」の計)と感じている人の割合は全体で半数以下にとどまっている。

D 「平成28年版高齢社会白書(内閣府)」によると、昭和55(1980)年では世帯構造の中で三世代世帯の割合が一番多く、全体の半数を占めていたが、平成27(2015)年では夫婦のみの世帯が一番多く約3割を占めており、単独世帯と合わせると半数を超える状況である。

E 「平成28年版高齢社会白書(内閣府)」によれば、現在仕事をしている高齢者の約4割が「働けるうちはいつまでも」働きたいと回答している。70歳くらいまでもしくはそれ以上との回答と合計すれば、約8割が高齢期にも高い就業意欲を持っている様子がうかがえる。




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step1 正解は・・・


C


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step2 解説

A 〇 (平成21年版高齢社会白書) 本肢のとおりである。高齢化の速度について、高齢化率が7%を超えてからその倍の14%に達するまでの所要年数(倍化年数)によって比較すると、フランスが115年、スウェーデンが85年、比較的短いドイツが40年、イギリスが47年であるのに対し、我が国は、1970(昭和45)年に7%を超えると、その24年後の1994(平成6)年には14%に達している。(H22-2E)

B 〇 (平成28年版高齢社会白書) 本肢のとおりである。日常生活に制限のない期間(健康寿命)は、平成25(2013)年時点で男性が71.19年、女性が74.21年となっており、それぞれ13(2001)年と比べて延びている。しかし、13(2001)年から25(2013)年までの健康寿命の延び(男性1.79年、女性1.56年)は、同期間における平均寿命の延び(男性2.14年、女性1.68年)と比べて小さい。(H25-4B改)

C ☓  (平成28年版高齢社会白書) 60歳以上の高齢者の経済的な暮らし向きについてみると、「心配ない」(「家計にゆとりがあり、まったく心配なく暮らしている」と「家計にあまりゆとりはないが、それほど心配なく暮らしている」の計)と感じている人の割合は全体で「64.6%」であり、年齢階級別にみると、「80歳以上」は71.5%と高い割合となっている。(H25-4A改)

D 〇 (平成28年版高齢社会白書(内閣府)) 本肢のとおりである。(H29-5D改)

E 〇 (平成28年版高齢社会白書) 本肢のとおりである。(H25-4D改)


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step3 コメント

・高齢者の雇用の動向からの出題です。平成28年版高齢社会白書(内閣府)からの出題であり、やや難しいかもしれませんが、すべて過去に出題されています。Bの健康寿命の延びよりも、平均寿命の延びの方が大きいことや、Cの暮らし向きは約3分の2の人が心配していないことなどは押さえておきたい箇所です。



明日もがんばりましょう。




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