2018年02月14日

「ランチタイム・スタディ」の第90問です。

「ランチタイム・スタディ」の主旨については、10月1日の佐藤塾ブログの『「ランチタイム・スタディ2017」開始のお知らせ(ブログの記事のご案内)』をご覧ください。


さて、90問目は、択一式の労働一般常識です。

正答率25%の問題で、難問です。

※難問とは、合格者でも正答率が50%を割ってしまっている問題を指します。
※正答率が4人に1人の問題です。



<問題( 択一式 労一 問5)>

〔問〕 我が国の高齢者に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。なお、本問は、「平成28年版厚生労働白書(厚生労働省)」を参照しており、当該白書又は当該白書が引用している調査による用語及び統計等を利用している。

A 世帯主の年齢階級別に世帯人員1人当たりの平均所得額をみると、世帯主が65歳以上の世帯では全世帯の平均額を2割以上下回っている。

B 60歳以上の高齢者の自主的社会活動への参加状況をみると、何らかの自主的な活動に参加している高齢者の割合は、増加傾向を示している。

C 65歳以上の非正規の職員・従業員の雇用者について、現在の雇用形態についた主な理由(「その他」を除く。)をみると、「自分の都合のよい時間に働きたいから」が最も多く、次いで「家計の補助・学費等を得たいから」、「専門的な技能等をいかせるから」が続いている。

D 65歳以上の高齢者のいる世帯について、世帯構造別の構成割合の推移をみると、1986年時点で1割強であった単独世帯の構成割合は、その後、一貫して上昇し、2015年では全体の約4分の1が単独世帯となっており、夫婦のみ世帯と合わせると半数を超える状況となっている。

E 65歳以上の者の役員を除いた雇用者の雇用形態をみると、他の年齢層に比べて非正規の職員・従業員の割合がきわめて大きくなっており、2015年には全体の約4分の3を占めている。




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step1 正解は・・・


A


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step2 解説

A ☓ (平成28年版厚生労働白書) 世帯主の年齢階級別に1世帯当たりの平均所得金額を見てみると、世帯主が65歳以上の世帯では417.9万円と全世帯の541.9万円と比較して少ない。ただし、世帯人員1人当たりの平均所得額で見てみると、世帯主が65歳以上の世帯では192.4万円と全世帯の211万円と比較して大きくは変わらない。

B 〇 (平成28年版厚生労働白書) 本肢のとおりである。なお、具体的な活動について見てみると、「健康・スポーツ」、「趣味」、「地域行事」の順となっており、特に「健康・スポーツ」は年々増加している。

C 〇 (平成28年版厚生労働白書) 本肢のとおりである。65歳以上の非正規の職員・従業員の雇用者について、現在の雇用形態についた主な理由別にみると、「自分の都合のよい時間に働きたいから」が31.7%と最も高く、次いで「家計の補助・学費等を得たいから」が20.1%、「専門的な技能等をいかせるから」が14.9%などとなっている。

D 〇 (平成28年版厚生労働白書) 本肢のとおりである。

E 〇 (平成28年版厚生労働白書) 本肢のとおりである。



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step3 コメント

・択一式の労働一般常識の問5は、我が国の高齢者に関する「平成28年版厚生労働白書(厚生労働省)」からの問題でした。解答もBを除くC、D及びEにまんべんなく散らばっていて、解答を絞り込むのが困難だったことがうかがえます。正解となるAは、高齢化が進む中で、高齢者一人当たりの所得は、もはや現役世代一人当たりの所得と変わらない水準であることを指摘したかったものだと思われますが、同じような記述が平成29年版厚生労働白書にも記載されていますので要注意です。



明日もがんばりましょう。




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