2017年12月25日

「ランチタイム・スタディ」の第58問です。

「ランチタイム・スタディ」の主旨については、10月1日の佐藤塾ブログの『「ランチタイム・スタディ2017」開始のお知らせ(ブログの記事のご案内)』をご覧ください。



さて、58問目は、択一式の健康保険法です。

正答率58%の問題です。



<問題( 択一式 健保 問10 )>

〔問〕 健康保険法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

A 被保険者が、故意に給付事由を生じさせたときは、その給付事由に係る保険給付は行われないこととされているが、自殺未遂による傷病について、その傷病の発生が精神疾患等に起因するものと認められる場合は、故意に給付事由を生じさせたことに当たらず、保険給付の対象となる。

B 任意継続被保険者の標準報酬月額は、原則として当該任意継続被保険者が被保険者の資格を喪失したときの標準報酬月額、又は前年(1月から3月までの標準報酬月額については、前々年)の9月30日における当該任意継続被保険者の属する保険者が管掌する全被保険者の標準報酬月額を平均した額を標準報酬月額の基礎となる報酬月額とみなしたときの標準報酬月額のいずれか少ない額とされるが、その保険者が健康保険組合の場合、当該平均した額の範囲内においてその規約で定めた額があるときは、当該任意継続被保険者が被保険者の資格を喪失したときの標準報酬月額又は当該規約で定めた額を標準報酬月額の基礎となる報酬月額とみなしたときの標準報酬月額のいずれか少ない額とすることができる。

C 前月から引き続き被保険者であり、7月10日に賞与を30方円支給された者が、その支給後である同月25日に退職し、同月26日に被保険者資格を喪失した。この場合、事業主は当該賞与に係る保険料を納付する義務はない。

D 標準報酬月額の定時決定について、賃金計算の締切日が末日であって、その月の25日に賃金が支払われる適用事業所において、6月1日に被保険者資格を取得した者については6月25日に支給される賃金を報酬月額として定時決定が行われるが、7月1日に被保険者資格を取得した者については、その年に限り定時決定が行われない。

E 全国健康保険協会管掌健康保険の被保険者が、報酬の一部を現物給与として受け取っている場合において、当該現物給与の標準価額が厚生労働大臣告示により改正されたときは、標準報酬月額の随時改定を行う要件である固定的賃金の変動に該当するものとして取り扱われる。



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step1 正解は・・・


D


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step2 解説

A 〇 (昭13.2.10社庶131号) 精神病その他の行為(結果を含む)に対する認識能力なき者にあっては「故意」の問題を生じない。したがって、精神異常により自殺を企てたものと認められる場合には、保険給付は為すべきものである。

B 〇 (法47条) 本肢のとおりである。なお、特例退職被保険者の標準報酬月額については、当該特定健康保険組合が管掌する前年(1月から3月までの標準報酬月額については、前々年)の9月30日における特例退職被保険者以外の全被保険者の同月の標準報酬月額を平均した額の範囲内においてその規約で定めた額を標準報酬月額の基礎となる報酬月額とみなしたときの標準報酬月額とする(法附則3条4項)。

C 〇 (法156条3項、法167条2項) 本肢のとおりである。前月から引き続き被保険者である者がその資格を喪失した場合においては、その月分の保険料は算定しない。したがって、資格喪失月において資格喪失前に支払われた賞与は、保険料徴収の対象とならない。

D ☓ (法41条3項) 6月1日に被保険者資格を取得した者は、その年の定時決定は「行われない」。

E 〇 (法43条1項、平25.5.31事務連絡) 本肢のとおりである。現物給与の標準価額が告示により改正された場合は、固定的賃金の変動に該当することから、随時改定の対象になる。なお、現物給与の価額に関して規約で別段の定めをしている健康保険組合が管掌する被保険者については、当該規約の定めによる価額の変更がなければ、随時改定の対象にはならない。


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step3 コメント

・択一式の健康保険法の問10は、どの肢も比較的、基本的な問題ではありますが、復習を怠っているとどうだったかがわからなくなってしまうことが想定される内容です。一度、インプットで学習した内容は、反復して復習して、知識を明確に固めておくことが大切です。



明日もがんばりましょう。




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