2023年07月
2023年07月25日
<推定予想問題(個別労働紛争解決制度の状況)>
〔問〕 個別労働紛争解決制度の状況に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。(今回はA~Dの4択です。)
A 「個別労働紛争解決制度」は、個々の労働者と事業主との間の労働条件や職場環境などをめぐるトラブルの未然防止や早期解決を支援するもので、「総合労働相談」、紛争調整委員会による「助言・指導」、労働局長による「あっせん」の3つの方法がある。
B 令和3年度は、総合労働相談件数、助言・指導申出件数、あっせん申請件数は前年度より減少した。総合労働相談件数は14年連続で10万件を超え、高止まりしている。
C 総合労働相談件数の内訳としては、「法制度の問い合わせ」が最も多く、次いで「労働基準法等の違反の疑いがあるもの」、「民事上の個別労働紛争相談件数」の順である。
D 民事上の個別労働紛争の相談件数、助言・指導の申出件数、あっせんの申請件数の全項目で、「いじめ・嫌がらせ」が引き続き最多となっている。
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step1 正解は・・・
D
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step2 解説
A × (令和3年度個別労働紛争解決制度施行状況)「個別労働紛争解決制度」は、個々の労働者と事業主との間の労働条件や職場環境などをめぐるトラブルの未然防止や早期解決を支援するもので、「総合労働相談」、「労働局長」による「助言・指導」、「紛争調整委員会」による「あっせん」の3つの方法がある。
B × (令和3年度個別労働紛争解決制度施行状況)総合労働相談件数は14年連続で「100万件」を超え、高止まりしている。なお、前段部分は正しい。
C × (令和3年度個別労働紛争解決制度施行状況)総合労働相談件数の内訳としては、「法制度の問い合わせ」が最も多く、次いで「民事上の個別労働紛争相談件数」、「労働基準法等の違反の疑いがあるもの」の順である。
D 〇 (令和3年度個別労働紛争解決制度施行状況)本肢のとおりである。
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step3 コメント
・令和3年度個別労働紛争解決制度施行状況からの出題です。この調査では掲載されている内容(文章)が少ないものの、うっかりミスしてしまいがちな箇所です。A~Dの一つずつを確実に押さえておきましょう。
次回もがんばりましょう。

2023年07月24日
個別労働紛争解決制度の状況
【令和3年度個別労働紛争解決制度施行状況】
「個別労働紛争解決制度」は、個々の労働者と事業主との間の労働条件や職場環境などをめぐるトラブルの未然防止や早期解決を支援するもので、「総合労働相談」、労働局長による「助言・指導」、紛争調整委員会による「あっせん」の3つの方法がある。
令和3年度は、総合労働相談件数、助言・指導申出件数、あっせん申請件数は前年度より減少した。
総合労働相談件数は14年連続で100万件を超え、高止まりしている。
[「個別労働関係紛争の解決の促進に関する法律」施行状況]

<ポイント>
・総合労働相談件数には、たとえば、「・・・のような場合、労基法に抵触しますか?」というような基本的な質問も、すべて1カウントされています。この場合、上記表の「法制度の問い合わせ」に入ります。「総合労働相談件数」が100万件を超えている原因は「法制度の問い合わせ」が多いためです。「労働基準法等の違反の疑いがあるもの」や「民事上の個別労働紛争相談件数」は減っていますし、「助言・指導申出受付件数」や「あっせん申請件数」も減少していて、徐々にですが改善傾向になっていっているようです。このように、労使紛争が多くなったというよりは、相談窓口を知らなかったり、質問や相談をしてこなかったことが、増加ないしは高止まりの背景にはあります。
次回もがんばりましょう。

2023年07月21日
<問題(労働者の健康状況)>
〔問〕 労働者の健康状況に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。なお、本問は「令和3年「労働安全衛生調査」(実態調査)の概況(事業所調査・労働者調査)」を参照しており、当該調査による用語及び統計等を利用している。
A 労働者調査によると、仕事や職業生活に関することで強い不安、悩み、ストレスを感じている労働者の割合は、約5割となっている。仕事や職業生活に関する強い不安、悩み、ストレスの内容(3つ以内の複数回答)をみると、「仕事の質」が最も多く、次いで「仕事の失敗、責任の発生等」、「仕事の量」となっている。
B 事業所調査によると、メンタルヘルスケアに取り組んでいる事業所の割合は半数を超えている。
C 事業所調査によると、過去1年間(令和2年11月1日から令和3年10月31日までの期間)にメンタルヘルス不調により連続1か月以上休業した労働者又は退職した労働者がいた事業所の割合は約2割になっている。
D 労働者調査によると、現在の自分の仕事や職業生活での不安、悩み、ストレスについて「相談できる人がいる」とする労働者がいた事業所の割合は、約6割になっている。
E 労働者調査によると、職場で他の人のたばこの煙を吸入すること(受動喫煙)があるとする労働者の割合は、「ほとんど毎日ある」と「ときどきある」をあわせて約1割になっている。
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step1 正解は・・・
B
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step2 解説
A × (令和3年「労働安全衛生調査」(実態調査)の概況) 前段部分は正しいが、仕事や職業生活に関する強い不安、悩み、ストレスの内容(3つ以内の複数回答)をみると、「仕事の量」が最も多く、次いで「仕事の失敗、責任の発生等」、「仕事の質」となっている。(R2-2E)
B 〇 (令和3年「労働安全衛生調査」(実態調査)の概況) 本肢のとおりである。 (H26-3B)
C × (令和3年「労働安全衛生調査」(実態調査)の概況) 過去1年間(令和2年11月1日から令和3年10月31日までの期間)にメンタルヘルス不調により連続1か月以上休業した労働者又は退職した労働者がいた事業所の割合は「10.1%」になっている。(H26-3C改)
D × (令和3年「労働安全衛生調査」(実態調査)の概況) 「相談できる人がいる」とする労働者の割合は「92.1%」である。 (H26-3D)
E × (令和3年「労働安全衛生調査」(実態調査)の概況) 「ほとんど毎日ある」、「ときどきある」をあわせて「20.7%」である。 (H26-3E改)
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step3 コメント
・「令和3年「労働安全衛生調査」(実態調査)の概況」から「労働者の健康状況」の出題です。ここは、令和2年本試験でも出題されていますが、割と狙われやすい調査です。身近で考えやすい内容ですが、割合や順番など、覚えておくべき項目が多いのでやっかいな箇所といえます。
次回もがんばりましょう。

2023年07月20日
「ランチタイム・スタディ2023統計数値」の158日目は、「令和3年「労働安全衛生調査」(実態調査)の概況」から「労働者の健康状況」の調査記載事項です。
労働者の健康状況
【令和3年「労働安全衛生調査」(実態調査)の概況】
(5)喫煙に関する事項【個人調査】
職場で受動喫煙がある労働者の割合は、「ほとんど毎日ある」8.4%、「ときどきある」12.3%を合わせて20.7%となっている。
このうち、職場の受動喫煙に関して、「不快に感じること、体調が悪くなることがある」とする労働者の割合は41.1%となっている。
次回もがんばりましょう。

2023年07月19日
お一人様25分とさせていただきます。
対象となる方は、次の方です。
※既に佐藤塾で2023年向けフルパック☆プラス、フルパック等のパックコースを受講いただいている方は、全3回、個別相談を受けることができますが、3回目の個別相談を行う時期です。もちろん、1回目、2回目の方でも結構です。
(以前に書いたことがあるという方であっても、新しい2023年向けのシートの記入をしてください。)
☞「2023年向けパックコース受講生向け個別相談の初回の注意事項」
時間割ですが、相談開始時刻で次の設定としています。(1枠25分)
④13:55~ ⑤14:30
お越しいただける方は、できるだけお越しください。
( 「SOLD OUT」となっている時間帯は、既に埋まってしまっています。)
① 電話か、来所か。⇒ここの記入は重要ですので忘れないようにしてください。
② パック受講中(パック名)か、独学又は他社受講か、合格者か。
③ 相談内容(簡単で結構です。)
[予約日当日]
・電話の方は、その時刻に電話がかかってくるのをお待ちください。
(非通知でかけることになりますので、非通知でも電話がつながるようにしておいてください。)
どのように学習すれば合格の可能性が高くなるかをアドバイスさせていただきます。
本試験までの残りの日数の学習を有意義にするためにも、上手く利用してください。
