2023年06月

2023年06月30日

「ランチタイム・スタディ2023統計数値」の145日目は、「令和3年度能力開発基本調査」から「職業能力開発」の調査記載内容です。


職業能力開発

【令和3年度能力開発基本調査】

(3)労働者の自己啓発に対する支援の実施状況【事業所調査】

労働者の自己啓発に対する支援を行っている事業所は81.4%である。

また、正社員を雇用する事業所のうち、正社員の自己啓発に対する支援を行っている事業所の割合は81.4%と、前回と比べて1.6ポイント増加している。

3年移動平均では、近年は8割程度で推移しており、大きな変動はうかがえない。

正社員以外を雇用する事業所のうち、正社員以外に対して支援を行っている事業所の割合は61.7%と、正社員と比べ低くなっているが、近年はやや上昇傾向となっている。

自己啓発に対する支援の内容としては、「受講料などの金銭的援助」(正社員78.0%、正社員以外65.7%)が最多となっており、「教育訓練休暇(有給、無給の両方を含む)の付与」(正社員22.1%、正社員以外18.6%)は少なくなっている。




<ポイント>
・自己啓発の支援内容では、「資格を取ったら〇円補助する。」とか、「受験料を補助する。」などの金銭的援助が多く、勉強するための休暇を与えるという企業は少ないことはうなずけます。

・能力開発のところは、つかみどころがないので、覚えにくい項目ではありますが、割と出題されている箇所ですから、大まかで構いませんが目を通しておくべきところです。




次回もがんばりましょう。



2023年06月29日

お待たせしました。「ランチタイム・スタディ2023統計数値」の144日目は、「令和3年度能力開発基本調査」から「職業能力開発」の調査記載内容です。


職業能力開発

【令和3年度能力開発基本調査】

(1)OFF-JTの実施状況【事業所調査】

令和3年度調査において、正社員または正社員以外に対してOFF-JTを実施したと回答した事業所は70.4%である。

また、正社員に対してOFF-JTを実施した事業所割合は、前回(68.8%)と同水準の69.1%となり、3年移動平均の推移でみると、近年は低下傾向となっている。

正社員以外に対してOFF-JTを実施した事業所割合は29.8%であり、正社員に比べて低い割合になっている。前回(29.2%)と比較すると同水準であるが、3年移動平均の推移でみると、近年は低下傾向となっている。


<用語の定義>
・OJT(On-the-Job Training)…職場内訓練のことで、上司や先輩が部下や後輩に対して、職務遂行に必要な能力を、仕事を通じて計画的、継続的に開発する教育訓練のこと。
・Off-JT(Off-the-Job Training)…職場外訓練のことで、業務遂行の過程で行われるOJTとは異なり、集合教育、通信教育、講習会など業務遂行の過程外で行なわれる教育訓練のこと。


(2)計画的なOJTの実施状況【事業所調査】

令和3年度調査において、正社員または正社員以外に対して計画的なOJTを実施したと回答した事業所は61.8%である。

また、正社員に対して計画的なOJTを実施した事業所は59.1%と、前回と比べて2.2ポイント増加しているが、3年移動平均の推移では、低下傾向となっている。

正社員以外に対して計画的なOJTを実施した事業所は25.2%と、前回に比べて2.9ポイント増加しているが、3年移動平均の推移では、低下傾向が続いている。

長期的には、正社員に対する割合と比較して2分の1に満たない水準で推移している。


<ポイント>
・ここでは、OFF-JT、計画的なOJTいずれも正社員の方が割合が高く、その差はWスコア位に開いていることを確認しておいてください。



次回もがんばりましょう。



2023年06月28日

「ランチタイム・スタディ2023統計数値」の143日目は、「パートタイム・有期労働契約の実態」の調査記載内容です。


パートタイム・有期労働契約の実態

【パートタイム・有期労働契約の実態】


(13)待遇についての説明の要求及び結果【個人調査】

令和2年4月(中小企業は令和3年4月)以降の待遇についての説明の要求の有無と結果については、いずれの就業形態においても「説明を求めたことがない」割合が「説明を求めたことがある」割合を大きく上回っている

説明を求めたことがある」パートタイム・有期雇用労働者は15.1%であり、そのうち「説明があり納得した」割合は79.7%である。

 

(14)今後の働き方の希望【個人調査】

今後の働き方の希望について就業形態、男女別にみると、「無期雇用パートタイム」「有期雇用パートタイム」「有期雇用フルタイム」のいずれの就業形態でも男女ともに「現在の会社で」「現在の雇用形態で仕事を続けたい」が最も高くなっており、「無期雇用パートタイム」では77.8%、「有期雇用パートタイム」では69.7%、「有期雇用フルタイム」では57.7%となっている。




次回もがんばりましょう。



2023年06月27日

「ランチタイム・スタディ2023統計数値」の142日目は、「パートタイム・有期労働契約の実態」の調査記載内容です。


パートタイム・有期労働契約の実態

【パートタイム・有期労働契約の実態】


(11)利用できる福利厚生【個人調査】

現在の企業でパートタイム・有期雇用労働者が利用可能な福利厚生別の割合(複数回答)をみると、「無期雇用パートタイム」「有期雇用パートタイム」「有期雇用フルタイム」のいずれの就業形態においても、「休憩室の利用」がそれぞれ 54.9%、61.8%、66.3%と最も高い割合となっており、次いで「更衣室の利用」がそれぞれ 44.0%、60.4%、61.4%となっている。


(12)業務の内容及び責任の程度が同じ正社員と比較した賃金水準の意識【個人調査】

自身と業務の内容及び責任の程度が同じ正社員と比較したパートタイム・有期雇用労働者の賃金水準についての意識を就業形態、男女別にみると、「無期雇用パートタイム」「有期雇用パートタイム」「有期雇用フルタイム」のいずれの就業形態も男女ともに「賃金水準は低く、納得していない」が45.0%と最も高くなっている。



次回もがんばりましょう。



2023年06月26日

「ランチタイム・スタディ2023統計数値」の141日目は、「パートタイム・有期労働契約の実態」の調査記載内容です。


パートタイム・有期労働契約の実態

【パートタイム・有期労働契約の実態】


(10)現在の就業形態を選んだ理由【個人調査】

現在の就業形態を選んだ理由(複数回答)を就業形態、男女別にみると、では、「無期雇用パートタイム」「有期雇用パートタイム」は「自分の都合の良い時間(日)に働きたいから」がそれぞれ66.6%、44.2%、「有期雇用フルタイム」は「正社員を定年退職した後に再雇用されたから」が44.4%と最も高くなっている。

では、「無期雇用パートタイム」「有期雇用パートタイム」「有期雇用フルタイム」のいずれの就業形態においても「自分の都合の良い時間(日)に働きたいから」がそれぞれ58.4%、56.9%、28.1%と最も高くなっている。




次回もがんばりましょう。