2017年06月24日

本日は、現在、プレミアム答練をLIVE受講でお受けいただいている方、プレミアム答練をこれからWeb、DVD、VB等で受講される方へのアドバイスです。


【プレミアム答練を行う上での留意点】

本試験では、時間配分が重要な要素となります。
プレミアム答練は、50分で択一式10問、選択式5問を解きますので、ある意味、じっくりと十分に考えて答を出す時間はありませんが、例年、同じ形でやってきていますので、みなさんもこのくらいの解答スピードに慣れていただく必要があります。

まず、解答は択一式から解いていただき、続いて選択式に入ってください。
時間配分ですが、おおまかに択一式25分、選択式25分が目安です。
ただし、マークシートに塗る時間もありますので、それぞれ23分程度で答を導き出したいところです。

マークシートは、1問1問塗るのは、できれば避けてください。
まとまった時間で一気に塗るようにしてみてください。

理由は、考える時間は考える時間に充て、マークシートを塗る時間は、頭を休ませる時間としたいからです。
また、1問1問、解答をマークシートに塗ると、問題用紙とマークシートの横の目の移動が頻繁になってしまい、目が疲れてしまうことも挙げられます。

要するに、択一式の解答をし終えた段階で塗って、選択式が解答をし終えた段階で塗るような要領です。
本試験では、択一式は70問ありますから、1問1問マークシートに塗っていては絶対にダメです。
なので、今のうちから、やり方に慣れていただきたいこともあり、お伝えしています。

今までは、演習問題を解く際に、じっくり十分時間を取って考えてもらっても構わなかったのですが、今後は解答のスピードを意識しなければなりません。
そのための訓練でもありますから、多少、意識して早めに解答を出すようにしてください。

前回のプレミアム答練で、「時間が足りなかった。」「時間配分がうまくいかなかった。」という声がありましたので、お知らせした次第です。

出来なかった問題は、「ここを復習しておきなさい!」という、神様からのメッセージでもあります。
得点状況に一喜一憂するのではなく、「今のうちに間違えておいてよかった。」と思って、その部分の底上げを図り、その後の時間を活かすよう心がけましょう。

日々、暑さが増してきます。
体調に留意して、がんばってください。



この記事へのコメント

1. Posted by 四十路   2017年06月24日 21:23
こんばんは。
先生に質問があるのですが、どうぞよろしくお願いします。

8月の中旬に行われる3日間の合宿特訓についてですが、
HPによりますと、70問を2時間半程度で解ききるそうですが、70問をその時間ですと、見直し時間は取れないと思うのです。
つまり、とにかく70問を2時間半程度で終了させ、見直し時間や飛ばした問題も解答することができなくても、その時間内で、どの程度の正答ができる実力が、この時期にあるのかを確認するためということなのでしょうか。

もし、3日間の特訓の中で、20点程度しか取れないとすると、残り試験日までに弱点補強する時間も限られてくると思いますが、
それでも、この3日間の問題内容さえ完璧に復習し、理解して、試験に臨めば、7割は得点できるだけの力はつくと思ってよいでしょうか。

最後の駆け込み寺が、この有名な合宿特訓だとのことですが、藁にもすがる思いのこの合宿で出題される論点だけ、これだけを最後の2週間で徹底すれば自信を持って良いと思ってよいでしょうか。

他校の模試も既に2回ほど終了していますが、結果が思わしくなく、全部40点を超えられません(平均28点程度です)。各所の相談コーナーでアドバイスを受けていますが、どうもしっくりこず、このままではいけないと思い焦っています。
ご年配の方々も相当に頑張っておられ実績を出されている貴塾の評判をパンフで見て、すっかり前向きに受講検討したいのですが、先生のご意見を頂戴いたしたく思います。
よろしくお願いいたします。
2. Posted by 管理人   2017年06月26日 22:23
四十路さん、コメントありがとうございます。

まず、総仕上げ講座の択一式問題70問を解く時間ですが、2時間50分としています。
これは、2時間半で一応、マークシートまで塗った状態で20分の見直し時間を確保する時間配分を狙っています。

実際の本試験択一式でも、2時間半でマークシートまで塗った状態で1時間の見直し時間でできたら申し分ない時間配分となりますので、少しでも近づけるための訓練となるわけです。

問題は、実際にそのような時間配分でできるのかどうかという点だと思います。
できなければ、本試験直前にショックを受けてしまうことにもなり、逆効果になりかねない懸念があると考えるのは自然なことですから、受講しようかどうしようか、迷うのも無理ないところです。

ところが、割と出来るものなんです。

なぜかというと、理由は2つあります。

1つは、最終追込みをかけていて、学習の理解が最高峰に達している時期にやることになりますから、四十路さんが受けられた模試との違いのひとつは、「時期」にあります。
(今の時期の模試の受験は、改正があまりよく理解できていない時に行われたものであることと同時に、70問を一気に解くことに慣れていないことにもより、思い通りの得点を取ることができないはずですが、共に「時期の問題」といえます。)
3. Posted by 管理人   2017年06月26日 22:24
(四十路さんへの返信の続きです。字数制限に付き、文章を3つに分けています。)

2つ目は、「本試験並の論点」を取りそろえながら、本試験にありがちな「解けるはずもない難問」や、「個数問題」を省いています。
(難問は、現在、ブログでランチタイム・スタディをアップしていますが、2015年の本試験での難問は21問、2016年の本試験での難問は19問ありました。なお、難問とは、合格者でも正答率が50%を割ってしまっている問題を指します。)

したがって、出題されるであろう論点を本試験の3倍確認できながらも、考える必要のない無駄な問題を排除していますから、学習をしっかり追い込めてきている人にとっては、合格ラインの得点を超える得点が実際に取れることになります。

続いて、総仕上げ講座の効果が高い理由をお伝えします。これも2つ挙げられます。

1つ目は、本試験の約2週間前に行いますので、2週間前に確認したことは覚えているものです(忘れません)。

2つ目は、70問を一気に解く訓練が3日間行われますので、初日は苦しいかもしれませんが、3日終了した時点では、ある意味、「みっちり修行できた」かのような達成感と勇気がわいてきます。
そして、これが、「今年はいけるぞ!」「今年は例年とは違う」「今年は合格できそう!」という「よーし、やるぞ!」という気持ちに切り替えになります。
(本試験直前にこういう気持ちになることはかなり大きい要素です。)
4. Posted by 管理人   2017年06月26日 22:25
(四十路さんへの返信の続きの最後です。字数制限に付き、文章を3つに分けています。)

過去には、7月まではさほど成績が良くなかったのに、この総仕上げ講座である意味、ノセられて、本来以上の実力を発揮して53点で合格してしまったという人(女性)もいます。
その人は、どちらかというと落ちこぼれ的な成績だったのですが、なぜか、総仕上げ講座で過去にない最高点(その人の場合、45点)が取れて、飛び上がって喜んでいました。

「こんなの初めて。私、力が付いたんだ。これならいける、やれる、なんとかなる!」と言って、帰っていかれました。
以前の本試験やすべての模試の中で、過去にない高得点が総仕上げ講座の45点だったわけですが、本試験では、なんとなんと53点を取って合格でしたから、踊らされた効果が見事、発揮できたわけです。

良い意味での「勘違い」をしてしまって、本試験でも「私はできる!」と思い込み、実力以上の得点で合格してしまったわけですが、「自分でも驚いた」と言っていて、「総仕上げ講座を受講しなかったら、合格していなかった。」とまで言ってくださいました。

したがって、「これだけを最後の2週間で徹底すれば自信を持って良い」と思ってくださって構いません。
疑うことなく、素直な気持ちで、得点が良ければ喜び、落とした問題は、「ここをやっておけ!」との神様からのメッセージだと思って臨んでいただくのがよろしいかと思います。

本試験まであと約2か月です。
ひとつひとつ地道に学習し、暑い最中ではありますが、体調に留意してがんばってください。
5. Posted by 四十路   2017年06月27日 21:06
早々に懇切丁重なご返信をいただきましてありがとうございました。
趣旨のほど、よく理解できました。
5月、6月、7月と、どこの予備校などでも2回から3回の模試が行われて、そのまま8月に突入し、模試の復習、答練の復習、直前講座の復習と、復習の割に、終わってみれば、模試の結果が最後まで思わしくなかった、それで本試験も当然のような結果に・・。
毎度のパターンでした。

今までのやり方はどこかが間違っているはずだと思いながらも、大手予備校などのパンフを見ても、今までと同じような過程になりそうだという不安感もありました。

でも、貴塾のパンフを初めて見て、熟読した途端、今までとは違う何かがありました。
ご年配の方の合格体験談でした。なんとすばらしい方なのだろうかと!
その方は、最後に3日間総仕上げ講座の合格特訓の効果の説明もされており、非常に勇気づけられました。
また、その並々ならぬ努力の反復の過程、熱意、情熱の数々に、自分の甘さ加減を思い知らされました。

そして、今回の先生のご説明に、これに賭けてみよう、あちこち浮気しないで、これだけを必死でやり込もうという決意を得た思いです。
本当に勇気が湧いてきました。
3日間、渾身の思いでお世話になりたいと思います。
受講を決めたく思います。
この度は、本当にご丁寧なご説明、幾重にも感謝申し上げます。
ありがとうございました。
6. Posted by 管理人   2017年06月29日 09:50
四十路さん、ぜひ、上手に活用して合格をつかみ取ってください。

どの方にも満足度は高いものの、効果てきめんな人とそうでない人に分かれますので、気持ちの持ちようとしては、総仕上げ講座に「すがる」のではなく、「最後の踏み台(最終ステップ)」にするために、その日までに何をすべきかを考えて学習に取り組んでいっていただければと思います。

がんばってください。

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