2016年09月23日

みなさん、こんにちは。
佐藤としみです。

来年、社労士試験を受験しようと考えている方は、
そろそろ開始の時期になってきました。
来年へ向けて、どのような学習計画を立てていますか?

資格の学校を利用して学習を進めていこうと思っている方は、
大手の学校だけでなく、ぜひ佐藤塾も候補に入れてくださいね。

10月に入ると社会保険労務士講座「佐藤塾」が
東京・大阪本校でそれぞれ開講します。

10月1日(土)は大阪本校で、10月2日(日)は東京本校の
LIVE講義の初日となります。
科目と時間割ですが、東京・大阪本校とも、10:30~13:00に
労働基準法①を、14:00~16:30に労働基準法②を行います。

大阪本校を担当する講師は、
実務に精通し、選択式を意識した講義で定評のある木田麻弥講師です。

東京本校は、過去問を熟知した年金実務に精通している早苗俊博講師が
担当する科目と、私が担当する科目に分かれていて、
初回の労働基準法は早苗講師が行い、続く安衛法からはしばらく私が行います。
※早苗講師のインプット講義担当科目:労基法、徴収法、社会保険一般常識
※私(佐藤としみ)のインプット講義担当科目:安衛法、労働一般常識、
 労災保険法、社会保険一般常識、健康保険法、国民年金法、厚生年金保険法

どのような講義なのか、どんなテキストを使用するのか、
わからない方は無料体験を実施していますので、ぜひ参加してみてくださいね。
初日は、じっくりと視聴していただきたいと考え、
午前・午後とも2コマ連続無料体験受講ができるようにしました。

テキストは、中綴じのものをお渡しいたしますので、労基法①②の範囲の
部分はお持ち帰りしていただいて構いません。

講義を受講しようと決めていなくても、試しにどんなものか、
視聴するだけでもいいので、来てくださいね。
少なくとも勉強になりますし、きっと有意義な時間になることでしょう。

それでは、お待ちしています!!



2016年09月21日

「『繰り返し学習』による記憶への定着」をするうえでの注意点は何かありますか?
のご質問の「その1」の続きの回答です。

「その1」では、繰り返し学習で記憶を定着させるには、
繰り返し学習の効果を高めるために、最初のインプット学習を
“じっくり”“しっかり”行うことが重要であることを書きました。

そのことを、例を挙げてお伝えします。



1.大きな実のなるナスを栽培するためには

最初のインプット学習は、畑で野菜を作る際の
「種を植える前の土を耕す作業」に似ています。
大規模農家ではなく、家庭菜園を想像してみてください。
クワで土を耕して、種をまき、水をやり、育てていきます。

ここでは、冬場に種をまいて、夏に実がなるナスを例にお話しします。
ナスを作るには、最初にクワで畑を深く掘り起こしておく必要があります。
ナスは根を地中深くまで伸ばす習性がありますが、固い土にあたってしまうと、
それ以上、根を伸ばすことができなくなり、水分や栄養素を取りこむことが
できなくなってしまうからです。

たとえば、クワで土を深く掘り起こして種を植えたケース(この場合をAとする。)と、
10~20センチ程度しか掘り起こさずに種を植えたケース(この場合をBとする。)と
比べると、どちらも芽が出て、当初は同じようにすくすくと成長します。

ところが、Bの場合は、根が地中に深く入り込めず、成長期に水分や栄養素を
十分に得られないため、途中から育ちが悪くなります。

そうなってから慌てて水や肥料をやっても、結局、実はなるものの、
栄養価の低い小ぶりなナスができることになってしまいます。

一方、Aの場合は、土の深い掘り起こしができているため、
根を四方に伸ばすことができ、その結果、養分を十分に吸収できます。

その後、あまり手間をかけなくても成長していきます。
種を植えた後は、水をやり、雑草を刈り、害虫駆除をし、台風に備えることさえ
怠らなければ、さほど労力を費やさなくてもりっぱなナスが実を結ぶのです。

このように、約6か月間かけて行うインプットは、ナスの成長に欠かせない
「根を伸ばすことができるかどうか」ということと同じ意味合いがあり、
この根幹部分がしっかりとできて(細かい通達・判例を除き、
テキストの基本条文が8割がた理解できるレベル)いなければ、
直前期になって慌てて学習時間を増やしたり、様々な対策を講じてみても、
軌道修正することが難しくなります。



2.速読の意味

「その1」で書きました算式
K(記憶力)=I(信号の強さ)×R(反復)
は、実は、私が以前、「速読」の講演を聴きにいった際に
講師の先生がお話しされていたものです。

その講演の中で、速読の効果とは、
「限られた時間の中で記憶力を高めたい人のためにある」ものだと仰っていました。

もし、速読ができるようになって、今まで10時間かかって読むことが
できた1冊の本を1時間で読めるようになれば、
10時間で10回繰り返し読むことができます。

限られた時間の中で反復する時間を確保できること、
すなわちRの数値を高めることができることこそ、
記憶力に結びつく要件というわけです。

この理論からすると、社労士の学習における最初のインプット学習は、
I(信号の強さ)を高めることの方になります。
最初のインプット学習で深く内容を押さえることに成功すると、
Iの数値が高くなり、反復回数がさほど多くなくても記憶力が高まります。

よく、「過去問を10回繰り返してきたのですが、得点が一向に伸びません。」
「テキストを10回、回した(反復して読んだ)のですが、
すぐ忘れてしまうんです。」という方がいらっしゃいますが、
これは、当初のインプットがおざなりでIの数値が低いがために、
反復する回数が多くても得点に結びつかないものと思われます。


<インプット学習がうまくいった例>
I(信号の強さ:10)×R(反復:5回)=50 → その結果、択一式50点で合格

<インプット学習がうまくいかなかった例>
I(信号の強さ:2)×R(反復:20回)=40 → その結果、択一式40点で不合格



3.皿回し

たとえば、社労士試験を「皿回し」と考えてみてください。
社労士試験は10科目あるので10枚の皿を落とさないように回し続ける必要がある
ということになりますが、最初のインプット学習がうまくできると、皿に1回、
手を加えるだけで安定して回り続けますので長期間持ちこたえます。

しかし、最初のインプット学習がうまくできないと、
どの皿も回転スピードがすぐに落ち、あっちこっちの皿に頻繁に手を加えないと
ならない事態が生じ、直前期に大変な思いをすることになってしまいます。



2016年09月20日

次のようなご質問をいただきました。


[質問]
「『繰り返し学習』による記憶への定着」をするうえでの注意点は何かありますか?


[回答]
同じ箇所を繰り返すことはとても大事なことです。
というのも、1回のインプット学習だけで覚えられる人はまずいません。
したがって、最初にインプット学習をした後に、一定の間隔で問題を解いてみたり、
テキストを読み返すことで知識は定着していきます。


※インプット学習:テキスト等に目を通し、知識や情報を整理し理解すること
※アウトプット学習:問題を解き、得られた知識が定着しているどうかを確認すること


ただし、最初に行うインプットで「制度趣旨や根幹にある考え方をじっくりと
確実に理解する」ことが反復学習の効果を高める上でも肝心です。


社労士試験は範囲が多岐にわたり、
覚えなければならない量が多いのが特徴ですが、

K(記憶力)=I(信号の強さ)×R(反復)

という算式が成り立ちます。

確実に覚えるためには、最初の信号(I)が強くなければ、
反復を繰り返しても思った通りの結果になりません。
最初のインプット学習をおざなりにする(信号が強くない)と、
反復する効果が低くなります。

この最初のI(信号の強さ)は、その箇所を「どうやって覚えるか」
というところまでやっておくべきです。

たとえば、安衛法の安全衛生管理体制のしくみをかんたんな表に
まとめておくとか、老齢厚生年金の加給年金額と、障害厚生年金の
加給年金額の違いを整理しておくなど、 最初のインプットの際に、
どれだけ明確に違いを際立たせ、ポイントを押さえるかがポイントです。

裏を返すと、資格学校のインプットの時間が長いのは、
最初のI(信号の強さ)が重要なことがわかっているからです。

いずれにしても一度学習した範囲を繰り返すことは必要ですが、
最初のI(信号の強さ)が強いと、反復に要する労力が少なくて済みますので、
その分、直前期には早くラクに反復することができますから、
多くの科目に目を通すことが可能となり、
択一式の得点が50点に達するわけです。