2023年03月18日
「ランチタイム・スタディ2023統計数値」の63日目は、「裁量労働制実態調査(令和元年)」から「裁量労働制の実態」の調査記載事項です。
裁量労働制の実態
【裁量労働制実態調査(令和元年)】
(2)裁量労働制の対象業務別労働者及び事業場割合 [適用事業場調査]
適用労働者の合計に対する対象業務別の専門型裁量労働制の適用労働者割合は、
「情報処理システムの分析・設計の業務」(24.8%)が最も高く、
次いで、「新商品・新技術の研究開発又は人文科学・自然科学に関する研究業務」(20.4%)、
「大学における教授研究の業務(主として研究に従事するもの)」(15.1%)
である。
適用労働者がいる適用事業場における対象業務別の専門型裁量労働制の適用労働者がいる事業場割合は、
「情報処理システムの分析・設計の業務」(29.0%)が最も高く、
次いで、「新商品・新技術の研究開発又は人文科学・自然科学に関する研究業務」(20.7%)、
「デザイナーの業務」(17.0%)
である。
<ポイント>
・専門型に従事する労働者の業務で多いものとして、労働者割合では①情報処理、②新商品、③大学、事業場割合では①情報処理、②新商品、③デザイナー、となり、3番目だけが違っています。割合は覚える必要はありませんが順番が大事ですが、労働者割合と事業場割合の違いでひっかけてくることはありません。この分野から出題するとすれば、どちらかというと、ここは出やすい箇所となります。
(3)裁量労働制の導入理由 [適用事業場調査]
適用労働者がいる適用事業場における裁量労働制の導入理由別事業場割合は、
「労働者の柔軟な働き方を後押しするため」(専門型75.5%、企画型67.7%)が最も高く、
次いで、「効率的に仕事を進めるよう労働者の意識改革を図るため」(50.8%、65.2%)
である。
<ポイント>
・裁量労働制の導入理由は、1番多いのが「柔軟な働き方」であり、いい人材を確保したい思惑があります。2番目には「業務の効率」がきています。
次回もがんばりましょう。
日頃、みなさんは、どのくらい睡眠をとっていますか?
試験へ向けての学習をしているみなさんにとって、比較的、睡眠時間は短いのではないでしょうか。
本日、3月18日は、「世界睡眠の日」。
実は、睡眠の日は3月18日と9月3日の年2回あるとのことです。
また、日本人の平均睡眠時間は、世界各国と比べても少なく、OECD(経済協力開発機構)が33カ国を対象に調査した結果、日本は最下位です。
この機に、睡眠について考えることも必要なことかもしれません。
ぐっすり寝ることで、集中力のある効率良い学習をしていきたいものですね。
2023年03月17日
「ランチタイム・スタディ2023統計数値」の62日目は、「裁量労働制実態調査(令和元年)」から「裁量労働制の実態」の調査記載事項です。
裁量労働制の実態
【裁量労働制実態調査(令和元年)】
(1)裁量労働制の対象業務別労働者割合 [適用事業場調査]
適用労働者がいる適用事業場における常用労働者(短時間労働者を除く。以下同じ。)に対する適用労働者の割合は、
適用労働者の合計では24.6%、
うち専門型裁量労働制の適用労働者は20.9%、
企画型裁量労働制の適用労働者は3.8%
である。
<ポイント>
・裁量労働制を適用している事業所だけでみた場合に、専門型の労働者の割合は約20%、企画型の労働者の割合は約5%程度であり、両方合わせて約25%位になります。
適用労働者がいる適用事業場における適用労働者の合計に対する
専門型裁量労働制の適用労働者の割合は84.8%、
企画型裁量労働制の適用労働者の割合は15.2%
である。
<ポイント>
・裁量労働制の適用労働者の内訳として、専門型が約85%、企画型が約15%になります。ここは割合を正確に覚えなくてもいいので、半々であったり、企画型の方が多かったりした場合にはおかしいことに気付いてください。
裁量労働制実態調査は令和元年の調査ですから、やや古い調査になりますが、裁量労働制を細かく調べる調査は滅多に行われません。数年経ったくらいで大きく変化するとも思えませんので、出題される可能性があります。内容が入り組んでいて、ボリュームも多く、覚えるのに困難を極める箇所が多いのが特徴ですが、全部を覚えようとせず、おおまかに押さえておき、本試験で出題された場合には、推察ができるようにしておきましょう。