2018年03月20日
「ランチタイム・スタディ白書・統計数値」の主旨については、3月5日の佐藤塾ブログの『「ランチタイム・スタディ白書・統計数値」開始のお知らせ(ブログの記事のご案内)』をご覧ください。
雇用の動向(正社員以外の労働者の意識・満足度・問題点等)
【平成26年就業形態の多様化に関する総合実態調査】
(1)現在の就業形態を選んだ理由
正社員以外の労働者(出向社員を除く)について、現在の就業形態を選んだ理由(複数回答3つまで)を就業形態別にみると、次のとおりである。
・「パートタイム労働者」では「自分の都合のよい時間に働けるから」が50.0%で最も高く、次いで「家計の補助、学費等を得たいから」の36.3%、「家庭の事情(家事・育児・介護等)と両立しやすいから」の33.7%となっている。
・「契約社員(専門職)」では「専門的な資格・技能を活かせるから」が46.0%で最も高く、次いで「正社員として働ける会社がなかったから」の31.8%となっている。
・「派遣労働者」では「正社員として働ける会社がなかったから」が37.7%で最も高く次いで「専門的な資格・技能を活かせるから」の23.7%となっている。
<ポイント>
・就業形態別の特徴をとらえておきましょう。
(2)今後の就業に対する希望
今後の就業に対する希望を就業形態別にみると、「現在の就業形態を続けたい」は、「嘱託社員(再雇用者)」、「パートタイム労働者」、「出向社員」でそれぞれ81.3%、73.4%、72.6%と高い割合となっている。
一方、「他の就業形態に変わりたい」は、「契約社員(専門職)」、「派遣労働者」でともに55.5%と高い割合となっており、その希望する就業形態の内訳は、「正社員に変わりたい」がそれぞれ53.8%、48.2%、「正社員以外の他の就業形態に変わりたい」がそれぞれ1.7%、7.3%となっている。
<ポイント>
・「現在の就業形態を続けたい」と、「他の就業形態に変わりたい」が、明確に分かれています。逆の方に入れられた場合には、気が付くようにしておきたいところです。
(3)現在の職場での満足度
仕事の内容・やりがいや賃金など11 の項目と職業生活全体について、「満足」又は「やや満足」とする労働者割合から「不満」又は「やや不満」とする労働者割合を差し引いた満足度D.I.を正社員と正社員以外の労働者で比較してみると、「仕事の内容・やりがい」、「正社員との人間関係、コミュニケーション」、「正社員以外の労働者との人間関係、コミュニケーション」などは正社員、正社員以外の労働者ともに高く、「賃金」、「人事評価・処遇のあり方」、「教育訓練・能力開発のあり方」などは両者ともに低い。
<ポイント>
・ここは、正社員と正社員以外の労働者で同じ傾向が表れています。
(4)正社員以外の労働者を活用する上での問題点
正社員以外の労働者がいる事業所について、活用する上での問題点(複数回答)をみると、「良質な人材の確保」53.8%が最も高く、次いで「定着性」49.1%、「仕事に対する責任感」48.6%などとする事業所割合が高くなっている。
明日もがんばりましょう。
2018年03月19日
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雇用の動向(正社員以外の労働者の雇用理由・活用理由)
【平成26年就業形態の多様化に関する総合実態調査】
(1)正社員以外の労働者を活用する理由
正社員以外の労働者がいる事業所について、正社員以外の労働者を活用する理由(複数回答)をみると、「賃金の節約のため」とする事業所割合が38.6%と最も高く、次いで「1日、週の中の仕事の繁閑に対応するため」が32.9%、「即戦力・能力のある人材を確保するため」が30.7%などとなっている。
<ポイント>
・「人件費抑制」と「仕事の繁閑への対応」が2トップであり、3番目に「人材確保」と押さえておきましょう。
・ ただし、「平成28年パートタイム労働者総合実態調査の概況」では、正社員とパートの両方を雇用している事業所について、パートを雇用する理由(複数回答)をみると、「1日の忙しい時間帯に対処するため」が41.6%と最も高い割合となっており、次いで「人件費が割安なため(労務コストの効率化)」41.3%、「仕事内容が簡単なため」36.0%の順となっています。ここで問題を作成するとすれば、おそらく3番目の項目を一番上に持ってきて☓とする可能性が高いと思われます。(1番と2番を入れ替えて☓とする問題は、あまりに酷ですので。)
(2)正社員以外の労働者を活用する理由の前回比較
正社員以外の労働者がいる事業所について、正社員以外の労働者を活用する理由(複数回答)を、民営事業所について前回と比較すると、前回同様に「賃金の節約のため」が38.8%(前回43.8%)と最も高く、次いで「1日、週の中の仕事の繁閑に対応するため」が33.4%(前回33.9%)となっているが、これらが前回に比べて低下している。
一方、「即戦力・能力のある人材を確保するため」31.1%(前回24.4%)、「専門的業務に対応するため」27.6%(前回23.9%)、「高年齢者の再雇用対策のため」26.6%(前回22.9%)、「正社員を確保できないため」26.1%(前回17.8%)などでは前回に比べて上昇している。
<ポイント>
・ここは、率(%)まで覚える必要はありません。前回に比べて、「人件費抑制」と「仕事の繁閑への対応」の2トップが低下し、その他が上昇したと意識しておきましょう。
(3)就業形態別にみた正社員以外の労働者を活用する理由
正社員以外の労働者がいる事業所について、正社員以外の労働者を活用する理由(複数回答)を、主な正社員以外の就業形態別にみると、次のように最も高いものが①、次いで高いものが②となっている。
・「契約社員(専門職)」・・・①「専門的業務に対応するため」49.9%、②「即戦力・能力のある人材を確保するため」38.7%
・「嘱託社員(再雇用者)」・・・①「高年齢者の再雇用対策のため」78.7%、②「即戦力・能力のある人材を確保するため」39.0%
・「パートタイム労働者」・・・①「賃金の節約のため」41.5%、②「1日、週の中の仕事の繁閑に対応するため」39.5%
<ポイント>
・就業形態別の状況を押さえておきましょう。入れ替えて聞いてくることが想定されます。
・①と②を入れ替えることまでは考えなくてもいいと思われます。就業形態と①をひも付けしておきましょう。
明日も引き続き要点整理です。
明日もがんばりましょう。
2018年03月16日
なお、ランチタイム・スタディ第3問の要点整理と練習問題に関しては、後日、掲載いたします。
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さて、4問目は、「雇用の動向(正社員以外の労働者の意識・満足度・問題点等)」からの出題です。
<問題(雇用の動向(正社員以外の労働者の意識・満足度・問題点等))>
〔問〕 雇用の動向に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。なお、本問は「平成26年就業形態の多様化に関する総合実態調査(厚生労働省)」を参照しており、当該調査による用語及び統計等を利用している。
A 正社員以外の労働者(出向社員を除く。)について、現在の就業形態を選んだ理由(複数回答)を就業形態別にみると、パートタイム労働者では「自分の都合のよい時間に働けるから」、派遣労働者では「正社員として働ける会社がなかったから」がそれぞれ最も多くなっている。
B 正社員以外の労働者で、「現在の会社」又は「別の会社」で働きたいと考えている労働者について、今後の就業に対する希望を就業形態別にみると、派遣労働者の約半数は「現在の就業形態を続けたい」と考えているのに対して、パートタイム労働者の約7割は「正社員に変わりたい」と回答している。
C 正社員以外の労働者がいる事業所における、正社員以外の労働者を活用する上での問題点は、「良質な人材の確保」、「定着性」及び「仕事に対する責任感」が上位の3つを占めている。
D 現在の職場での満足度についてみると、正社員、正社員以外の労働者ともに満足度が高いのは「仕事の内容・やりがい」、「正社員との人間関係、コミュニケーション」及び「正社員以外の労働者との人間関係・コミュニケーション」であり、両者ともに満足度が低いのは「賃金」、「人事評価・処遇のあり方」及び「教育訓練・能力開発のあり方」である。
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step1 正解は・・・
B
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step2 解説
A 〇 (平成26年就業形態の多様化に関する総合実態調査) 本肢のとおりである。正社員以外の労働者について、現在の就業形態を選んだ理由をみると、パートタイム労働者では「自分の都合のよい時間に働けるから」が50.0%、派遣労働者では「正社員として働ける会社がなかったから」が37.7%と高い割合となっている。(H25-5B)
B ☓ (平成26年就業形態の多様化に関する総合実態調査) 正社員以外の労働者で、「現在の会社」又は「別の会社」で働きたいと考えている労働者について、今後の就業に対する希望を就業形態別にみると、派遣労働者の約半数は「正社員に変わりたい」と考えているのに対して、パートタイム労働者の約7割は「現在の就業形態を続けたい」と回答している。「現在の就業形態を続けたい」は、パートタイム労働者で73.4%と高い割合となっている。一方、「他の就業形態に変わりたい」は、派遣労働者で55.5%と高い割合となっており、希望する就業形態の内訳は、「正社員に変わりたい」が48.2%、「他の正社員以外の就業形態に変わりたい」が7.3%となっている。(H25-5C)
C 〇 (平成26年就業形態の多様化に関する総合実態調査) 本肢のとおりである。正社員以外の労働者がいる事業所について、活用する上での問題点(複数回答)をみると、「良質な人材の確保」53.8%が最も高く、次いで「定着性」49.1%、「仕事に対する責任感」48.6%などとする事業所割合が高くなっている。(H22-4E)
D 〇 (平成26年就業形態の多様化に関する総合実態調査) 本肢のとおりである。なお、正社員の方が満足度が高いのは「雇用の安定性」、「福利厚生」、「教育訓練・能力開発のあり方」などであり、逆に正社員以外の労働者の方が満足度が高いのは「労働時間・休日等の労働条件」、「正社員以外の労働者との人間関係、コミュニケーション」などとなっている。(H25-5E)
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step3 コメント
・雇用の動向(正社員以外の労働者の意識・満足度・問題点等)からの出題です。正解肢のBは、ぜひ誤りだと見抜いていただきたいところです。派遣労働者は、通常、フルタイムで働いているケースが多いため、「正社員に変わりたい」と考えているのに対して、パートタイム労働者は短時間でしか働けない(フルタイムでは働きたくない)状態ですから、「正社員に変わりたい」とはさほど考えません。誤り探しの問題は、誤りの肢1つさえわかれば他の選択肢の難易度が高くても正解にたどりつけますので、頭をフルに回転させて考えてみてください。
来週もがんばりましょう。
