2019年05月24日

「ランチタイム・スタディ2019統計数値」の57日目は、「平成25年若年者雇用実態調査の概況」から「若年者の雇用の動向」の推定予想問題1です。

「ランチタイム・スタディ 2019統計数値」の主旨については、2月21日の佐藤塾ブログの『ランチタイム・スタディ 2019統計数値」開始のお知らせ(ブログの記事のご案内)
』をご覧ください。


<推定予想問題1(若年者の雇用の動向)>

〔問〕 若年者の雇用の動向に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

A 平成25年10月1日現在で、「若年正社員がいる」事業所割合を産業別にみると、「宿泊業,飲食サービス業」が最も高く、「正社員以外の若年労働者がいる」事業所の割合は「金融業,保険業」が最も高い。

B 若年正社員の育成方法(複数回答)について採用区分別にみると、「新規学卒で採用された者」では「OFF-JT」、「OJT」、「自己啓発への支援」の順となっており、「中途で採用された者」では「OFF-JT」、「自己啓発への支援」、「OJT」の順となっている。

C 過去3年間(平成22年10月~平成25年9月)に正社員以外の若年労働者がいた事業所のうち、正社員以外の若年労働者を「正社員へ転換させたことがある」事業所割合を事業所規模別にみると、事業所規模が大きくなるほど「正社員へ転換させたことがある」事業所割合は低くなっている。

D 若年正社員の「定着のための対策を行っている」事業所は約5割、正社員以外の若年労働者の「定着のための対策を行っている」事業所は7割を超える程度となっている。

E 若年労働者の定着のために実施している対策(複数回答)をみると、「職場での意思疎通の向上」が正社員、正社員以外の労働者ともに最も高い。



-------------------------------------------------------------------------------------------------------
step1 正解は・・・



E



-------------------------------------------------------------------------------------------------------
step2 解説

A ☓ (平成25年若年者雇用実態調査の概況[事業所調査]) 平成25年10月1日現在で、「若年正社員がいる」事業所割合を産業別にみると、「金融業,保険業」が最も高く、「正社員以外の若年労働者がいる」事業所の割合は「宿泊業,飲食サービス業」が最も高い。なお、平成25年10月1日現在で、若年労働者が就業している事業所の割合は約8割である。

B ☓ (平成25年若年者雇用実態調査の概況[事業所調査]) 若年正社員の育成方法(複数回答)について採用区分別にみると、「新規学卒で採用された者」では「OJT」、「OFF-JT」、「自己啓発への支援」の順となっており、「中途で採用された者」では「OJT」、「自己啓発への支援」、「OFF-JT」の順となっている。なお、若年労働者の育成方法についてみると、若年正社員の育成を行っている事業所の割合、正社員以外の若年労働者の育成を行っている事業所の割合共に7割を超えているが、若年正社員の育成を行っている事業所の割合の方が高い。

C ☓ (平成25年若年者雇用実態調査の概況[事業所調査]) 事業所規模が大きくなるほど「正社員へ転換させたことがある」事業所割合は「高く」なっている。

D ☓ (平成25年若年者雇用実態調査の概況[事業所調査]) 若年正社員の「定着のための対策を行っている」事業所は「約7割」、正社員以外の若年労働者の「定着のための対策を行っている」事業所は「5割」を超える程度となっている。

E 〇 (平成25年若年者雇用実態調査の概況[事業所調査]) 本肢のとおりである。


-------------------------------------------------------------------------------------------------------
step3 コメント

・平成25年若年者雇用実態調査の概況[事業所調査]から、「若年者の雇用の動向」に関する問題です。若年労働者に対する育成方法や定着への対策など、若年正社員の方が、正社員以外の若年労働者よりも高い数値であることや、若年正社員の育成方法については、「OJT」の方が、「OFF-JT」よりも多いことなど、頭に入れておきましょう。

来週もがんばりましょう。








2019年05月23日

「ランチタイム・スタディ2019統計数値」の56日目は、「平成25年若年者雇用実態調査の概況」から「若年者の雇用の動向」の過去問です。

「ランチタイム・スタディ 2019統計数値」の主旨については、2月21日の佐藤塾ブログの『ランチタイム・スタディ 2019統計数値」開始のお知らせ(ブログの記事のご案内)
』をご覧ください。



<問題(若年者の雇用の動向)>

〔問〕 若年者の雇用の動向に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

A 若年正社員労働者の定着のために実施している対策をみると、「職場での意思疎通の向上」が最も高くなっている。

B 在学していない若年労働者が初めて勤務した会社で現在も「勤務している」割合は半数を超えている。

C 最終学校卒業から1年間に、正社員以外の労働者として勤務した主な理由についてみると、「正社員求人に応募したが採用されなかった」、「自分の希望する会社で正社員の募集がなかった」、「元々、正社員を希望していなかった」が上位3つを占めている。

D 若年正社員の採用選考をした事業所のうち、採用選考にあたり重視した点について採用区分別にみると、新規学卒者、中途採用者ともに「職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神」、「コミュニケーション能力」、「体力・ストレス耐性」が上位3つを占めている。

E 過去3年間(平成22年10月~平成25年9月)に正社員以外の若年労働者がいた事業所のうち、正社員以外の若年労働者を「正社員へ転換させたことがある」事業所割合を事業所規模別にみると、事業所規模が大きくなるほど「正社員へ転換させたことがある」事業所割合が高くなっている。



-------------------------------------------------------------------------------------------------------
step1 正解は・・・


D


-------------------------------------------------------------------------------------------------------
step2 解説

A 〇 (平成25年若年者雇用実態調査の概況) 若年労働者の定着のために実施している対策(複数回答)をみると、「職場での意思疎通の向上」が正社員、正社員以外の労働者ともに最も高く、それぞれ59.5%、59.2%となっている。(H28-5C)

B 〇 (平成25年若年者雇用実態調査の概況) 在学していない若年労働者が初めて勤務した会社で現在も働いているかどうかについてみると、「勤務している」が51.7%、「勤務していない」が47.3%となっている。(H28-5E)

C 〇 (平成25年若年者雇用実態調査の概況) 最終学校卒業から1年間に、正社員以外の労働者として勤務した主な理由についてみると、「正社員求人に応募したが採用されなかった」が27.4%と最も高く、「自分の希望する会社で正社員の募集がなかった」が16.7%、「元々、正社員を希望していなかった」が15.4%の順となっている。(H28-5D)

D ☓ (平成25年若年者雇用実態調査の概況) 若年正社員の採用選考をした事業所のうち、採用選考にあたり重視した点(複数回答)について採用区分別にみると、「新規学卒者」、「中途採用者」とも「職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神」がそれぞれ82.9%、74.7%と最も高くなっている。「新規学卒者」では、次いで「コミュニケーション能力」が67.0%、「マナー・社会常識」が63.8%となっており、「中途採用者」では「マナー・社会常識」が61.8%、「コミュニケーション能力」が55.0%と積極性や組織の中で仕事ができる能力が重視されている。(H28-5A)

E 〇 (平成25年若年者雇用実態調査の概況) 過去3年間(平成22年10月~平成25年9月)に正社員以外の若年労働者がいた事業所のうち、正社員以外の若年労働者を「正社員へ転換させたことがある」事業所割合は46.6%となっている。これを事業所規模別にみると、事業所規模が大きくなるほど「正社員へ転換させたことがある」事業所割合は高くなっている。(H28-5B)


-------------------------------------------------------------------------------------------------------
step3 コメント

・「平成25年若年者雇用実態調査の概況」からの若年者の雇用の動向に関する問題です。本問は、平成28年に出題されたままの問題(ただし、A~Eの順番は変えています。)ですが、かなりの難問で、全く歯が立たなかった方が多かったはずです。Dが誤りであることは、採用選考にあたり重視した点について、新規学卒者と中途採用者が同じではないことや、「体力・ストレス耐性」は、重視する内容としては低いであろうことで判断するしかないでしょうが、いずれにせよ、難易度が高い問題でした。



明日もがんばりましょう。




2019年05月22日

「ランチタイム・スタディ2019統計数値」の55日目は、「平成25年若年者雇用実態調査の概況[個人調査]」から「若年者の雇用の動向」の調査記載内容(後半)です。
(平成25年と少々古い内容ではありますが、「平成30年若年者雇用実態調査の概況」は、現在、集計している状況にあり、8月頃に出される予定ですから、これが一番新しい記載内容となります。)

「ランチタイム・スタディ 2019統計数値」の主旨については、2月21日の佐藤塾ブログの『ランチタイム・スタディ 2019統計数値」開始のお知らせ(ブログの記事のご案内)
』をご覧ください。



若年者の雇用の動向2

【平成25年若年者雇用実態調査の概況[個人調査]】

(1)初めて勤務した会社で現在も働いているかどうか

在学していない若年労働者が初めて勤務した会社で現在も働いているかどうかについてみると、「勤務している」が51.7%、「勤務していない」が47.3%となっている。

最終学歴別に「勤務している」割合をみると、概ね学歴が高くなるほど「勤務している」割合は高くなっている

雇用形態別に「勤務している」割合をみると、正社員では65.5%正社員以外の労働者では22.1%となっている。


(2)初めて勤務した会社での勤続期間

初めて勤務した会社を辞めた在学していない若年労働者を対象に、初めて勤務した会社での勤続期間をみると、男女ともに「1年~2年未満」階級が最も高く、男21.4%女21.1%となっている。

在学していない若年労働者のうち「3年未満」で初めて勤務した会社をやめた者の割合をみると、62.8%61.8%となっており、雇用形態別には、正社員60.3%正社員以外の労働者では64.2%となっている。

<ポイント>
・この質問は、在学していない若年労働者の中で、初めて勤務した会社を辞めた人を対象に聞いています。仕事を辞めた場合に、どの位、勤務していたかをみているわけですが、「1年未満」が25.1%であり、すぐに辞める人が多いことがわかります。「1年未満」が、25.1%であるのに、「「1年~2年未満」階級が最も高く、男21.4%、女21.1%」と記載されているのは、「1年未満」の階級が、「3か月未満」「3か月~6か月」「6か月~1年未満」と分かれているからです。

・「753現象」とは、新規学卒就職者が3年以内に辞めた割合が、中卒が約7割、高卒が約5割、大卒が約3割であることを指す言葉ですが、平成26年3月卒の新規学卒就職者が3年以内に辞めた割合は、中卒67.7%、高卒40.8%、大卒32.2%となっています。



(3)初めて勤務した会社をやめた主な理由

初めて勤務した会社をやめた理由(3つまでの複数回答)についてみると、「労働時間・休日・休暇の条件がよくなかった」が22.2%、「人間関係がよくなかった」が19.6%、「仕事が自分に合わない」が18.8%、「賃金の条件がよくなかった」が18.0%の順となっている。

これを性別にみると、では「労働時間・休日・休暇の条件がよくなかった」が22.7%、「賃金の条件がよくなかった」が22.1%、「仕事が自分に合わない」が22.0%、では「人間関係がよくなかった」が22.8%、「労働時間・休日・休暇の条件がよくなかった」が21.8%、「仕事が自分に合わない」が16.1%の順となっている。

<ポイント>

・初めて勤務した会社をやめた理由は、男女計と男は、労働時間・休日・休暇の条件がよくなかった」ですが、女は、「人間関係がよくなかった」であり、男の場合には、「人間関係がよくなかった」は、上位3つに入っていません。



明日もがんばりましょう。